昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

桎梏

はじける時系列、君の起源の青と白、阿片窟の番人たち、このどうにもならない気持ちの節、短絡的な同化により強固になる意思が告げる政治的な偶像や妄想が生み出す空疎な空白、迫害を受けた、と罪をかいかぶり、自らを卑下するモンスター、あなたの願いはいつでも叶う、と嘯く健気な彼女の喉元、可能世界の中で位置付けされては、存在を又借りし、借用書に嘘の名前を書きまくる狐、言い訳がましい彼氏と、忌々しい神々、あらゆる偏見と、自由自在な意識、軽蔑されるべきは、差別されたいと願うような攻撃的な連中であり、誰彼構わず敵視し、自らの劣等感を復古させ、今に落とし込む恨みつらみを、誰彼構わずにぶつけ、権利を主張し、原理を見失い、理由を見つけるために漁り続けるネットワークでの少しの過ちを敷衍させ、全世界に憎悪を撒き散らすウイルスたる君の記号や安易な欠如や、欠落していく命や、制限されるだけの歪な生死や、幼いだけの精神や成否なんかを巻き込んだ生命にショットガンをお見舞いする君の未来を嫌いになんかなりたくもないし、正義を押し付け、君を抑圧したくもないし、よくある日々での、よくある出来事なんてものには中指を立て続けているし、本音や建前や家族がなんだとがんじからめになって担う意味なんてものは、クソの役にも立たないし、敬うよりも有耶無耶にするような政府がちんぷんかんなセリフを台本通りにしか読めないような道化師ばかりだし、導火線に火をつけた君の迎合されるためのエゴも大嫌いだし、大体のこの方、大嫌いなままであるし、好きになったことは書き換え、描き直し紡ぐぐらいだし、人なんてものよりも猫や犬のが好きだし、誰が何を言ったかなんてすぐさま忘れてしまうし、次々と押し寄せるだけの情報は退屈に割って入り込み、過ぎ去れば、消去されるだけであるし、窮屈なままである日々は簡単に還元され、金で解決されることを待ち侘びているだけであるし、世界を愛し始めた途端に、世界とは他者により簡単に破壊されてしまうだけではあるが、それでも愛することを諦めぬあなたも、所詮はせまる死に狂乱し、愛なんてものは、まやかしであった、と項垂れるだけである。f:id:jibmfmm:20210720062813j:image