昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

優しいリズム

カエルもぺたんこなって干からびて、ミミズも、もう歩けんようなって、とか懐かしむ暇もあれへんような世界で、ままならんままに大きなって、なんか勘違いばっかりしながら、応用する日々に追われて、覚悟しても、なんか味気ないとか言うてる君の横顔が、刹那に瞬いて、艶やかなもんとか、ゆっくり動くもんとかに高揚せんと、たじろぐ一生は、一瞬やし、歪なビルが迫る憎しみばかりを補完する身体は悲観的なもんをこしらえて、あたかも生きてるような感覚を与え、麻痺した精神は、清貧であることをうたうばかりで、実際は欲に純粋であるべきであり、その求めるもんを履き違えへんかったら、なんか勝ち負けより大きなもんにたどり着くとかいう意識すら邪魔である。膨大な愛にもつれた君は、やがて歪んだ消費を終えて、用いられた愛を憎しみに変換するとか、資本主義的な結末に移行していく不自然で、窮屈な汚穢をたずさえて、延々と引きずる命は、健やかさなんかを宣伝しながら、シナプスを腐らせよるし、よってたかって、誰彼構わずにいじめ尽くして、貪るだけの正義こそが、いちばんの悪に成り代る様を忘我から眺め、酩酊する先にあるんは、どうしょうもない事実が、跛行しながらも、淡々と世界というものを利用して、ただ卑屈に笑うだけに至るような軽薄な終末論なんかに、汚されるわけにはいかんのだよ。