昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

邪な風邪

感覚的な世界に巻き込まれては、慢性的な痛みを肥大させ、攪拌される意識からこぼれる荘厳な記憶やメロディーが乱立し、社会的な飛躍から、健気な子供が生まれ、奪い合うだけの日々から抜け出し、季節的な風邪もいつかは過ぎ去るし、悠々自適に気ままに消費していく一律の痛みやら、言い訳やらが昨日を突き刺し、労る何かすら、薄気味悪いもののように感じられるような時代性の麻痺やら、イマジンや暇なら時折に刻んだり、蝕まれたりしながら、しなびた意識に栄養を与えるために相互する世界の仕組みなんかを書き換え、機械的組織に巻き込まれずに、毎日の寂寞に寄りかかる意思が画期的なものを生み出し、言い逃れるばかりの汚れた獣たちが束縛するための惰性な世間体などを打破し、体制にこびへつらうだけの日々でコピペを繰り返し、加算される原理や無量大数や、大枚叩いて得た理想が餌になったりしながら、試練がジレンマに感じられたり、がんじがらめになる日々を漁る連中が示唆するものが膠着したりし、支配的な何かしらが、真理を駆逐し、さらなる支配が独裁などを生み出す。歴史はいつまで経っても何も証明しないし、証明したところで、過ぎ去ったことには、意味を求めても、なんの役にも立たない。意識的なカーストを打ち倒すために何度も対立を繰り返し、規範のものに称号を与えるだけの絶え間ない戦争が理不尽に連なることに理由などはなく、ただ争うべくして争うだけであり、理由付けしたとて、戦争が終わることはなく、今に怒りは永続していく。名残惜しそうにしている君の横顔、反復する未来の鞭毛、ふやけた感情がパチパチと鳴り、思いの丈が交換され、それが愛になって、担う意味が散漫な季節を飛び越えて、覚えもなくこの場で粉々になった世代や世界を尻目に、溌剌とした動機が刷新する今が新品になって、未熟な真理などを駆逐していくような細胞が死をも超越し、希望を次々と生み出す。