昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-09-13から1日間の記事一覧

拘束

私は、ふつうというものを認識するのが苦手だ。ふつうというものが加工する現実などは、なんのとりえもなく、今に割って入り込み、簡単に背反をつづけ、ふつうであることだけが、あたかも正解のように示す尺度に織り込まれる呪いのようなものが息苦しく感じ…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 衝動的に煎じられるものを飲み干し、補足されるものが運び出す苦悩などは、幼稚なギミックが放ち、何かを誘致しようと目論む者たちの皮肉を連動させ、貧寒なものを生み出し、絶えず空間的な空腹へといざなう、まる

かみ合わない会話

無重力の精神に高揚感をもたらす夏の終わりのさまたげや、平衡する意識に挫折していくおりおりの観念が計測するふしだらな物語や、加速するほどに、内面的なカオスが、自らの苦しみを数字に変え、変換されるだけの理由が、自由を求めるほどに、とめどない苦…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 一貫した悲しみなどは、今に染みいる以前に、どこかにとろけ、除け者にされても尚、そこでかかえる寂しさなどをわびしさに昇華できずに、ただ悲しむことだけに専念するよりも、そこから抜けだし、自らを昇華へと持ち込むための創…

創造的爆発

自らに挿入される秋の景色や、 躍動する意思に反し、 やがて滑落するだけの 世界を視線に捕らえるだけの 捕食者どもの屈折した 楽園から放たれた獣のように 獰猛に瞳孔を開いて、 はばまれるほどに、 燃えさかる意志は、 怒りを捨て、 ただ、冷静に眺める景…