昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

予防

電気的な彼らの汚穢、不自然な狭間から生まれる実体すら不安そうな宇宙の歩調、愛された記憶とあらゆるまぼろしの撲滅、痙攣する大脳からリフレインするインタラクティブな肖像、グラビティに反して、大脳皮質にからまるカーマスートラ、乱用された意思的な鏡を眺める先々では、代用品にされ続けてきた先祖代々からの憎しみのようなものがこみあげてきて、手当たり次第に傷つけてしまいそうになるから、発色したり、クラッキングしたりと、のらりくらりと脳内を旅しては、物事の顛末に翅を授けて、軽薄な世からジャンプして、誰も届かなくなって骸骨になるまで、干からびてしまうような結末になぶられる思い出に補完されるための、他者からの正義が迫り、そこかしこに制限なんかを生み出しては、添削されるだけの夜空に、余罪なんかを攪拌させて、猜疑心をさらに加速させて、被災した脳内から生み出される物質的な競争により、繰り出される懺悔、毎日とは、補填されるための映像なのだ、と建築家的な観点により、ハンバーガーを捕食しながら、催涙弾を避けるだけの日々から逸脱して、失意のどん底に居るだけの君たちの意識を踏み台にするイルミネーションや、狂気的な名所から放たれる暗鬱とした魂の叙情的な角度、そのような場面に名前をつけるのが、詩人の仕事などと、やるべきことや、なすべきことに反するのが詩人でしょう、と足に擦り寄る野良猫のぬか喜び、さんざめく雨が三日三晩続き、寒寒とした空は、さらに冬に飛んでいって、ぶっきらぼうにふざけては、誰もいない通りまで、颯爽と駆け抜けていく。