昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

焦熱

負けたくない、と泣き叫ぶ君のアイロニー、すかさず掲げられた、退屈な理想に、あらゆる弊害のカス、形成される真実の対義語、偶然に住まう体系化された理想に反し、はびこる悪意や、窮屈な理想から飛び出し、自らの意思に住まう結末などを寄せ集めては、退廃的な模倣を終え、自らの深淵に住まう意思を超越し、真理をたずさえ、エゴを乗り越え、大義を孕み、愛を携え、制限などから飛び出し、凄艶な月日によどんだ魂に愛を伝えるために生き抜いて、あらがうほどに現れるあいとむすばれ、恋恋としているだけの君たちの愛などに捕縛される前に、理想論でくすぐる政治的な妄想に騙される前に、すべてを翻し、貧寒な理想にゆだねられた確かさなどを超越し、艶然として凌ぐ隙間には、光がこぼれ、後世から委ねられたものを、綺麗に縫い合わせて、どんなに傷つけ、傷つけられたとしても、ゆるすためだけに、愉快に生きるべきであるし、与えられたものに、意思を奪われてしまう前に、すべてにまとわりつく穢れなどを祓い、枢要で実直な時にむすばれる荘厳な愛だけに、この存在とは、計り知れない力を携え、すべてを高みに運び出し、誰もが煌めく忌々しい欠如を謳うだけの輩や、猥雑な真理を雑食性のように食べ尽くし、分断されても尚、愛は、愛であるが故に、喜び孕み、さらなる愛を紡ぎ出し、ただ、愛であるが故に、駆逐される前に、思い通りに進み、荒んだとしても、さっさと洗い流し、あらがうほどに現れる際限ない愛に帰還する。