昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

秋の餌

カラスたちは、世界をもう破棄してしまい、インタラクティブな終焉から、不埒で不可思議な顛末、核家族のカタストロフィーや、優しい吸血や、新たな疎外感、逞しい心情や、豊かな子供たちの騒ぎ声、知恵のかけらすらもないような人々の掌握、あてがわれた苦しみを補完するための権力が牽引するものにより、寂寞に嵌り、見事な欠乏により、加速していく不安感により、熱暴走しては、徒らに加工されたりする身体を傍観しては、数々の痛みに耐えたり、弛まぬ努力な云々と健気さを売りにしながら、萎びた結末にくるまる君の私情や、数多の論難や数々のノスタルジー、そこで不確かなままに置いて行かれてしまうだけの私たちの結末、枢要なものすらなくなり、ただそこで、のたうちまわりながら、自らの苦しみを繰り返し敷衍させては、世界や誰かばかりを恨んだままだし、惰性で引き伸ばした命だとか悲観したりしないで、そこでチグハグになったり、誓いすら守れずに、君たちを裏切ってばかりいるし、言い訳ばかりを重ねては、今に逃げ惑うばかりであるし、あらがうほどに食い込む足枷や、短絡的で狭いだけの価値観、悔悟や悪意ばかりの街、正しいことを促すほどに、自らの過ちにすら気付かずにいる。