昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

屹立

もう誰もおらんなって、呼ぶ声も小さく、値も埃だらけ、確かなのは、この革命的な意思だけだ、とセオリーを超えて、憎しみ孕むだけの退屈で、体系化された価値から逃げ出し、打算的な君たちの愛や幸なんてものは、ふざけた観念を敷衍させ、あたかも正しいことのように崇められ、途端にまやかしになり、この全てを描き尽くして、点と線さえあれば、安定するの、と泣き続ける彼女の隅から生えた意識的な背景、連立するビルの隙間から現れた曙光、プラトニックな配膳を続ける監獄でも、蚊帳の外だ、と落胆する君の人生の期限、さらなる侵食を続けるために費やした年月、私たちは、仮想空間の中で、量子的な観念により、衝突したり、ショートしたり、演じたり、事切れたり、と彷徨う人々もゴースト、短絡的な愛を描いた魔法のような日々、滑落する意識は、君を認めたくないから、ただ、別れにすがって、誰もしあわせにできなくて、砕けてしまった一切は、まとまりなんてなく、ただ、砕けたままに、葬り去られ、思い返したり、思い出されたりすることもなく、永遠に忘れ去られてしまうんだ、とニヒリズムを抱えた君の夕食、混濁する意識に接続される波動や波紋、嚮導する意思は、偶像に妨げられずに、現実を憎まずに、温もり溢れる日々の中で、習慣的なものが、因習に囚われ、陰鬱な衝動をたずさえ、誰かを抑圧したりするから、この世界は、正しさなどを病的に抱え込み、自らを正すためだけに、互いを咎めたり、売ったりするんだ、と悲しむ君たちの犀利な儀式の生贄として運ばれてしまった、もっとも悲しい人は、誰からも悲しまれることもなく、仕方ない、と片付けられてしまうんだ。