昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

何をしてもいい

何をしても、虚しいだけだ、と、途方に暮れる君たちの欺瞞、理解をも超越した先では、買い物かごに詰められた、裕福そうな夢のなかで遭難して、追憶に瀕する近未来での圧政、制圧されるだけの、無意味な日々に映る骸、挿入歌にゆらぐ木々たち、アンドロメダから降り注ぐ星の思い出や、朝の友達と出会い、散漫な化粧をほどこす君の影や形、苛むほどに湧き上がる憎悪、想定されるもののほとんどに補完される苦しみとの差異、感情的になる君の敵愾心が発信する悪意なんてものに感染してくる悲しみ、簡単に消費されるんだから、もう、抵抗することもしないで、こしらえられている罪との和解をしないさい、などと、促す正義のぼんくらには関与したくもないから、さんざめく記憶のなかで、無数の保身などを折り重ねる神の礎やら、品行方正やら、均等な位置などなどが、こんがらがり、混成し続けてきた生命の足枷を外して、ステレオタイプな奴らがもたらす憎しみなんかが夥しい血を流すためだけに、もたらされた戦争にチーズをかけて、レンジやらオーブンやらにぶち込んで、あらゆる悲劇も食べられるような、大きな口や身体を用いて、求められることに苛立ちを抱えながら、攪拌される今に腰掛け、倦怠感を撹乱するために、自分自身に嘘をつき、つたない今が加速して、変化なんかを求めなくても、ここでの答えなんかに、対価を求めなくても、ただ、生きることを否定しないで、ここでは、勝手気ままで、簡単に誰かを裏切り、だるいから、約束も破っていいし、誰が悪いとか、何が良いとか、どうでもいいし、情報なんて、クソの役にも立たないのだから、もう、鵜呑みになんかしなくてもいい。