昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-09-25から1日間の記事一覧

反復する渦

彼女の母体を摘む意思、無重力の胎内では、転換される無意味さをぬくもりに変えるような、栄養の海。のどかで、静閑な雰囲気に固まる行方が岩のようだと、想念がカタルシスにいたり、いぶかる先には、何もないのであり、聡明な瞬間に宿る愛と名付けられたも…

永遠の夏を

未熟で汗臭い夏に僕らはやられてしまった、ビートが旋回し、痛々しいほどに叫んで、虐げられても健気に進むんだ。奇跡を織り込んでは、きらめく朝を愛し、刹那に重なる光が永遠性を伝え、虫の寝息や、くたびれた朝に難しくからまる後先、曖昧な余韻を残すだ…

自由

血と肉と金、一切は適当に宙を舞い、人々を汚すと泣いている彼女、分裂していく思いが隕石に変わり、地球と同化した自己を粉砕する。狂信者たちが暴れる隙間、世界はトイレの中におさまるのだと、過去の自分が笑うカオス、鏡の世界では、みずみずしい女王た…

体感

服を脱ぎ捨てて、神を乗り越える。空間に広がる調和に左右されず、操作されず、相思相愛であるべく、与えられた影響に支配されずに、交差するままに放置する。すべては強制的な発想にあふれているし、触れるだけで怪我するものばかりだから、てきとうに戯れ…

空疎な悩み事

汎神論をむさぼる窮屈な愛、たしなむ行方は、悪意をむさぼりながら、一心不乱に老けていく。

ホルマリン

くぼんだ体にやすらぎが溢れて、恬淡にとびかうピエロみたいな蝉がカラカラに乾いて、陰惨な死にもだえる過程が王冠をかぶって、良い気になっている。

偶像たち

喋って和んで、主体性すらなくなって、なつかしむ必要すらなくって、大蛇みたいな雲に乗って、ゆらゆら揺らぐ。

次の扉

命もいつか尽きて、使い果たすような義務から放たれて、美しくと分解されるんかと、加算されるようなもんに傘をさして、淡々と過ぎ去る意味のあるようなものでしか測れんようなものなんて、なんか味気ないようなもんやなと、投げかける意味も掛け違えてばか…

解き放たれる身体

重く揺らぐ身体、緑色の血と、退廃的な香り、未熟な言葉が聡明さを損ない、そっけない感じが夜風と混ざり、関連性を打ち砕くような連綿たる愛が世界に必要ではなく、世界自体を捨て去り、ペシミズムにひたるよりも速く逃げることが、命には大切であり、あら…