昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

可能性

幾千もの可能性が降り注ぐ大地、大胆な花が出迎えてくれ、清廉潔白を謳いながら、裏側では、簡単に誰かや何かを裏切りながら、毅然とし、途端に現れる苦しみを昇華させ、確かな愛で結ばれ、無数に生まれたジレンマや思念などにより、折れ曲がった末端から現れた連帯感や、恋愛感情なんかが飛び回り、捲し立てられる嘘などにより、捩れた思いが、途端に自分の首に巻きつき、息をできなくさせ、制限ばかりを生み出す人々や、数多の苦しみを飛び越えて、確かな愛を紡いで、快活な意思を引き継いで、悲観的な連中が敵視するものから離れ、ただ、度重なる罪を超越し、厭世観に飲み込まれずに、何かをチェックして、知ったふりをして、話題についていって、一体感を得て、何かを経た後に、迫る罪に追い抜かれ、置いてかないでよ、と、泣きついたとしても、振り返る者はおらず、ただ、そこに置いていかれることにより、経過していく時間という概念から外れて、ここで、足したり引いたりしているものなどは、所詮は、法則から外れたら、簡単に崩壊してしまうし、しまいには、誰かの責任にして、自分は責任逃れに必死で、確かにあるのは、憎しみだけ、と、裏声、瀕死の君の熱病、あるいは、妨げられるほどに現れる健気な愛、再会した君の不安定な地球の冬、私の星では、今は、わずらわしい身体を脱ぎ捨て、精神世界への旅行が大流行りしていて、いつかの苦しみも、すぐさま、過去の遺物になるでしょう的なお気楽なアナウンスが響き、ある星では、化け猫で、ナバホ族の末裔である私は、一貫した可能性だけを押し広げ、新たな愛に籠る種。