昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

最後

まさぐるすべてが順繰り巡り、熱情する意思が情景に擦り寄り、支配的な連中が示唆する思いに派生するすれ違いや、史観を食べ尽くした大きな口や、空腹を癒すだけの卑しい進路や、真理的な妄想を携え、制限などは持たずに、止めどない愛を波及させ、あらゆる悲劇を飛び越え、閉ざされた動機を切り裂き、機械的な気配がもたらす曖昧な動機を超越して、厭世観を吐き出す空虚な記憶を書き換え、新たな日々をあるがままに受け取る。途端に日々は美しく変換され、あらゆる苦しみから解放され、崩壊していくだけの凡庸で幼稚な仕組みに乗っ取られる前に、未熟な日々を通過し、感傷的な馴れ合いに解けていく瞬間から解放され、一切は思いのままになり、塗り替えられ、改ざんされるだけの疎ましい軋轢やら、鬱鬱とした心情に平伏すよりも、肥大化していく愛が覆い尽くし、利己的な思いを超越していく。すべてを閉ざす大きな門、位置的な苦しみを繰り返し放つ懐かしい動機、狂気的な境域や、キュビズムをねぶる大きな山羊の舌や、枠組みを突き破り、介在する物質的な生業に咎められる前に、ここで機能するもののほとんどに補填され、補正されるものに征服される前に、純粋な意味に行き着き、退屈な真理を超越する。決意もその場で駆逐され、近づくものすべては傷ついてばかりいて、徒に消費され続けていくだけのつたない苦悩や、精一杯の思いや、愚鈍な日々の中で隔離され、輝かしいものすら潰えて、厭世観などに引き摺られて、裏切りに荒み、途端に乖離していく動機や道理の影にコソコソと隠れ、憎しみもどんどん増えていき、逸脱できずに、その場で構築する苦悩に頭がチカチカして、見えるはずのものも、その場で見えなくなり、疎ましく迫る道理が、今に意思を奪い、憎しみばかりを増やしていく。