昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

交わると始まる

機械的ハッシュタグが大気中に散布され、肥大化する思い出が、革新的なものをたずさえ、一気に飛び抜けていく辺りで、誕生したものを祝い、訝ることにより、拘泥したり、何かに反したりしながら、萎びた命にみずを与え、怠惰な連中が錯乱する街を抜けて、圧力ばかりをかけてくるような連中が、察知する誰かの苦悩や、その場でのうねりや、クローンと化した私の大脳、空腹やピエロの群れ、虫歯に住む理や、利権なんかを守るためだけに、未だに犠牲ばかりを生み出して、怠惰な記憶を掘り起こし進むモグラや、妄想でしか生きられない私、仮想現実や、あらゆる空間を引き裂いた子猫の爪、ミリタリズムやら、成層圏を食べた河馬により、ガンマ線やら、放射線やらで、死滅した生物たちも、やがては、新たな生命のための栄養に変わり、新しく産まれたもののためだけに、働きを加え続けることに、何の力も必要ないのであり、ここで、確かなものだ、と、崇められているものですら、本当は、その確かさという足枷を意識に嵌め込み、身動きを取られなくするのが目的であるという確かさだけが、この世界を作り上げているという事実に気付くという愚かさにより、虐げられた私は、健気に世界や社会を徘徊して、あてがわれた罪や、引き出された憎しみや、従えることにより生まれた快楽などなど、数多の事実が、この幼稚な今朝を作り、誤魔化したり、出鱈目なものを構築し、恰も、正しいフリをする。