昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

波形

私たちは、空から来たのだ、と語るファシズムの犬、胃壁に齧り付く寄生虫のような気分で、忘我をすなどる君の家庭的な匂いが苦手だから、と早退した私のいい加減な正気に隔てられているだけに満たない、大義に基づく真実などが、今にうそぶき、乖離したり、理解に至らず、そこで寝転がるだけの猫のような気分で、全身を伝う改善されない痛みなどを羅針盤に嵌め込み、未熟な世界の計画を奪うために、狂騒に住まうドラスティックな過程を描く星の子供、行方を放棄して、舞い踊る精霊たちに挨拶をして、あいまいな毎日に接続される所以なんかに反し、蔓延る悪意に加速する意識的な隷属を、取り外すためだけに、怠惰な体系化により、成否なんかを謳う動機や、不潔な精神が持ち寄る道理なんかにすがりたくもないから、くたばるだけの僕らが云々と、カタルシスに至りたいだけの悔恨なんかにも、すがりたくもないから、かかずらうだけに至るだけの、私の明日に訪れる端数、加速する悪を追い越した正義は、加速する悪よりも、さらなる悪意を加速させ、意思に枷を嵌め、バビロンに抽出され続けた痩せた身体が、アナグラムをたずさえ、リズミカルに逍遥し続ける先に現れる、なあなあな時間に軋轢を生み出し、内積する理由が謳う善と悪なんてものは、その善悪に拘泥するだけで、善悪の在処なんてわかるはずもないのだし、そこでの処遇などに司るエゴを、ドルや円なんかに変え、マントラや差異や、快晴に住まう曖昧な天使が歌う退屈で、体系化されたリズムに基づく永劫を崇めたりするより、あてがわれた意味が募らせる、窮屈な理由から解き放たれる。