昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

高揚

怠惰な論理をたずさえ、書き換えられた結末や、選ぶために現れる偶像や、数多の偶然が羽化し、何か確かなもののようなものを許容し、汎用されるものを愛でるためだけに対立を繰り返し、誰がなったとて、同じことの繰り返しを同じようにして、延々と反復する義務的なものが事務作業を行い、機械的に通り抜けていく曖昧さに肥大化していく意識的な憐れみや、季節的な忘我に食い込み斡旋されていく物事に混同していく儀式的な贖いや、争うほどに現れる苦しみなどを捕食する保守的な連中が示唆する支配的なコードがもたらす高揚感や、恒常的な憎しみのぬかるみに嵌り、はびこる悪意を搾取する現時点が促す愚かさを過剰に吸い込み、衰退していくだけに至るような歪な観念をねじ伏せるたむの闘争が繰り返され、そこで統制されるものが吐瀉するものなどは誰も片付けずに、ただ価値観の違いや勘違いなんかが関係を駆逐したりする間に循環したり、純化したりする間に縫合や包容を繰り返し、腐り切った世界との鎖を切り離し、ただのひとりで酷い苦痛を抱え、寝静まる先に現れる恐怖を許容し、僥倖などが降り注ぐ先へと結ばれていく。安易な時系列に萎む花、ことごとくの末路に遮られる顛末のエネミー、誕生したがゆえに、暗示され、曖昧なものを崇めては、いい気になっているだけの君の誇大妄想、エモーションを携え、リリカルに悲哀を紡ぎ、つたない一生ではあるが、その一瞬にこそ、すべては寛容になり、君や私を漁り、狡猾に昇華させる。