無限に溢れ出てくる高揚感を武器に、歴史を翻す辺りから生えてくる昨日、新着のノイズ、命に値札、2002年の軌跡的な夏、菩薩のようなあの子の背中、全体的な幸福を司る自堕落な神の子供たる私の叙情的な顛末、瞬く間の命を批判的に乗り越え、翻す辺りから過信したり、発信したりしながら、萎びた観念をこねたり、ちぎったり、くっつけたりと、忙しく動き回る頭や手や、抵抗勢力や、迎合する勢や、散漫な意識に降り注ぐ極まる思いや、悠遠に歪む代理的な感情に背くために、このマトリックス的な世界が広がり、その世界に適応するためだけに、存在する、と、促すAIの隣で、サンドイッチを食べながら、飛沫が云々と書いてある看板を拝みながら、たしなむ理由が、やがてうやむやになるまでの軌跡や、今に着せ替える思いが横暴に混ざり合い、あらがうほどに現れる思いが聡明になって、懸命であればあるほど、ここでは、バラバラになって、数多ある感情に磔られた動機や道理が旋回して、あてがわれた罪が反乱して、君に危害を加えるだけの、外からの過ちなんて、まやかしに過ぎないのだから、身体は勝手に跳ね回って、差額やら、最たる理由を加速させては、最もたる君はいつも訂正されるだけだし、惰性で引き伸ばした今に迫る正義なんてものは、所詮は、自らの正しさを示したいがために、抑圧したりされたりしながら、追憶に食い込む荘厳な面影が、定理を突き破る頃、健気に結ばれる二人。