昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

飛翔

余計な言葉が枯らす大地、代償なんかを謳うレボリューションの結末、腫れた太陽をぼんやりと眺めながら、ラードが浮かぶ中華スープの表面を鏡にして占う毎日、湿地帯で蠢くワニの背中、背面では、世界は始まることを辞め、ずっと私の背中について来ていて、機械的な過ちを半径に吐き出しながら、絶えず行方不明になる曖昧な幸福を蹴散らし、自らの正解に帰り着き、やさしい言葉だけで透過していく結末、ジリジリと肌を焼く太陽の隣では、冬を待つトナカイの親子が笑顔で居て、刹那に嘆じる夢をモナカに閉じ込め、美味しくいただく間に、濾過された思い出が、一杯のコーヒーに変わり、愛しさを吸い込むストローや、老化した身体に振りかける砂糖やらがひしめき合い、あらがうよりも、愛し合うことに、その全生命をぶつけるべきである、と、のぼせた頭で加速する時代に置いていかれたままで、諦めずに押しつぶされた観点に水をやり、何度でも再生し、咲き誇るのみであるし、あらがうほどに、キツくなる生涯ではあるが、それぐらいのが、何事も体感できて、良い感じではないか、と、軽口を爽やかに吐き出して、がんじからめになる時間などが嘯く定理により、傷付いた君たちが謳う弊害などを、快晴に変えるために、ためらわずに君たちを愛し続けては、懈怠する途端に蹲る対価を尻目に、寒暖差により潰れた自律神経を癒す。