昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

贅沢

贅沢な主観から生える茎、健全な回路を麻痺させる錆びた遊び場、鳥獣戯画のようなサラダの上、怠惰な後光をあびて、自らの欠如により、理不尽に降り注ぐ曖昧なコード、緻密なセオリー、嘯く正義、玉砕された私たちの幼気な主義に絡まる動機、消費的な彼らの飛躍や、理性すらもなく無くしたご飯の具材やおかず、行間に住まう蟻や、延滞金ばかりを支払う君、異物感を抱えた論理や、ギスギスしたカーペット、空を構成する色の全てにより出来ているアイドル、乱立する言葉の場所により、脳内が肥大化する病理に苦しむ君の起源、セオリーを消毒する大人の手、フレキシブルな史跡を覆い尽くす黒い太陽、世界の配役を終えた重複するセオリー、服従する正義、犠牲的な制限、貧寒な時代をまさぐる釈迦如来の手、朴訥に冬を紡ぐ詩的な冬の小鳥、小躍りを続ける凡庸な子供たちの騒ぐ声、バルコニーで寝そべるナルコレプシーの犬、亜空間で、キャリアがなんだと、ちんぷんかんな説明を未だに続けている勉強だけはできそうな女、肥大化する明日を可視化しすぎだが故に、明日に今を乗っ取られてしまった男の話を延々と続けているし、瞬く間に備わる価値が、その場に寝そべり、君を通りにくくしやがるし、備わる価値は、依然として誰かのそばに寄り添うようだが、所詮は、その備わる価値が、大切な誰かや何かを簡単に壊してしまう。