昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

カオスの中を泳ぐドラマチックな夜、戦乱の最中を、鳥みたいに飛びながら、俯瞰で見る世界の形跡なんてものは、瞬時に消え去るだけの、惰性的な物語でしかないのだ、と知ったような口を聞くニヒリストの諦観を超越し、厭世観に引き摺られていくだけの、過ちばかりの君たちの専横的な言い分が、うるさいだけだし、堕落しても尚、ナヨナヨとした真理を弄る、思春期の忘我、短絡的で、利己的な自己を奉るだけの、退屈な対価を求め彷徨う、泡沫の理由や、退廃的な秩序が謳う定めや、最たる意味を喪失し、やがて来る死をも調教する死神たちや、浪費的な彼女たちが示す差異から締め出され、打算的な栄養を取るために、捕食を繰り返す動物たちや、アルカロイドにより、痺れた大脳からこぼれる、肥大化した過ちや、あいまいな誤りの彼方で補足される、法則的な意味合いが、不可欠であるだなど、と過ちを認めないだけの、強情で、傲慢な正義に魅入いってしまった奴らの支配から逃れ、与えられた罪の不吉さや、不潔さを知らずに、信仰のように、崇める正義こそが、いちばんの悪意を引き出すことを知らずに、自らこそが、正しいと示すことを可視化するために、黒い液体を降らせる闇から、加速していく宇宙や、暗黒物質の中で、悲哀に満ちた永遠性を孕んだ母親のような気分で、氾濫する憎しみの川を下り、乱数や、寛容さを損なった、世界との和解を目指し、酩酊する隙間に、過ぎ行くだけの理想が、兌換する紙幣や貨幣に擦り寄るよりも、より先鋭的な藝術に寄り添い、正しいものすら、翻すからこそ、本質的な正しさに至るのだ、と嘯き続ける。f:id:jibmfmm:20240113043538j:image