意思にも翼が生えて、いつでも自由に、どこにでも行けて、ノスタルジーを旋回する鳥たち、徒に何かを消費したりしないで、ないがしろにした思いに寄りかかり、偏りを生み出すだけの配役から飛び立ち、打算的な彼女たちの、道具になんてなりたくもないし、現れる偶像を、簡単に崇めたり、あらがうほどに、現れる確かな溝や、未熟なままに、引き取る所以により、現れる厭世観や、幾重にもからまる神との恋路や、構造的なものに編み込まれて行く敗北感や、アニミズムにより敷衍して行く物語の数々や、でたらめな真実や、空白でうずくまる君の家庭環境や、数多の道理や、ドラスティックな過程や、君の面影や独占欲や抑止力、淘汰されるだけの毎日や、独善的な奴らによる迫害、印象的な現実も、過ぎ去れば、すべては、薄っぺらく、形あるものなどのどれもが、退屈な思いを携え、エンドロールにからまる運命や、歪な試練や、焦熱地獄に住まう鬼たち、確かなものですら、足枷に変わるだけであるし、世界と名付けられたものに加担するほどに、ほとんどは、程なくして、崩壊して行くだけに終わるし、応用されるもののほとんどは、退屈なものであるし、贖うほどに、破綻して、破壊されるだけの自然、忘我をよじ登る無間地獄の住人たち、溶けた脳髄を吸い込むツノの生えた象の群れ、夕焼けに重なるファシズム、荘厳な老いにより、豊かになる感性や、カスタムされる毎日、有毒性の青春や、意識の集合体たる宇宙、騒音と証拠、鶏鳴により目覚める喜び、あらゆる余罪や、高尚な予感を携え、高らかに笑い、猥雑な終わりを貪り食っても、治らない空腹と戦い続けては、何かに従うべきだと、押し付けられたものに反発し続ける。