昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

窮屈

理性すらもなく、制限ばかりを受け入れる便利な身体、貪婪な世界の行き先など、知るか馬鹿と項垂れる惰性のランナー、既読スルーを繰り返して、過信ばかりの日々の中での豊かさなどは、今を監視するばかりで、荒むような間に現れる苦痛などに敷衍していく意識的な汚穢に現れる風に乗る蛙声、請願書を破り捨てる権力がたぶらかす一切にそぐう価値などに平伏するから、今に齟齬をきたし、機械的な私たちに降り注ぐ加工された言葉のケミカルさに嫌気がさし、退屈な価値観でふるえる君の歯がカチカチと鳴る音や、三者三様の悲劇がもたらす苦しみも遥か幼稚なギミックに翻弄された故に昏倒した意識、正義が蝕む特別な日に重なる脅威、陰湿な教養により、そぐわぬ価値を手に入れ、あたかも自分こそが正しい、という独善的な倫理観などが、安直な理想をうながし、今に制裁を加えては、誰も身動きが取られなくなるように仕組んだり、忸怩たる思いに永遠が乱反射して、結合される言葉が可視化したり、勘違いを含んだりしながら、大量にあびる毒素や、化膿した心がぐちゃぐちゃになり、担う意味も、君の中では忌むべきものとして関わり合うことから、戦争とは生まれるのか、と加担するギミックや、犠牲的な思いや、あいまいなマインドがもたらす快楽と、普通という苦痛によりくたばるだけの私たちの暇つぶしの波形、経過していく曖昧な罪に戒められるだけの退屈な悟性、迎合されるほどに加速するファシズム、不安感をうながし、簡易的な理想により位階序列を決め込まれ、産まれた途端に飼い慣らされた憎しみにより、ルサンチマンを育て、内なる怪物に自己が食い尽くされ、裁かれるだけの罪の中で、絶え間ない苦痛を味わい続けるだけの退屈な体系化から経過していく一切が理想を失い、今に奪われるだけに至るような歪な信念の中で形成する苦悩が生み出す行政的なものに反し、宇宙的に生きる。

専横

希望も潰えた朝帰り、裏庭に咲く機械的な花を書き写す子どもたちの幸福論、浪費的な私たちを透かして見る大人たちの憂鬱に、現代的な暴力を敷衍させて出来たのが、この世界なんです、と自慢げに語る隣の子たち、アスファルトでは、無数にぶつかり合い、確かな愛に変化する値から、あらゆる麻痺が降り注ぎ、世界を憎しみばかりに占領されてばかりいる君たちの齟齬、理性もないから、萎びてしまった、君の激しい終わりに向けて、飛び立つ出番だ、その場凌ぎの言葉もいらないから、いたずらな君の斡旋や悪意の角膜、理不尽な情熱を繰り返し燃やして、木星をすり鉢ですりおろして、度重なる憂鬱をその場で食べてしまいたいのだ、と君たちの破瓜型の胸骨、犠牲的なアプローチを続ける戒めばかりの君の縫合、悪辣な波形により、惨めな起算を繰り返し、微生物たちが巡り合う邂逅の花火が鳴り、奇跡的なものを演じるテレビを消して、制圧されるだけの日々が纏うニヒリズム、無様な死に様だな、と笑い飛ばす君の横顔、義務感に攻め入られ、陰鬱なランチの最中、肥大化していく怒りが気管支炎に変わり、咳込み続ける夕闇、殴られたような鮮やかな赤、はびこる悪意を吸い込む象のような鼻。

抵抗性

轟々うなる風との対話、優しく突き抜ける紫外線、原始的な核融合を終え、卑劣なギターが鳴る理念的な早熟さを、たぎらせる少年、現時点からあふれる青春の脆弱性、夢やまぼろしのような恋の汚穢とは、吹き出物のようだね、とカタルシスに至る老婆の秘薬、奇跡的な回路を泳ぐ崇高な瞬間から現れる君の不機嫌さに妨げられるまでの末路、角膜であぐらをかく埃、理性的な会話なんてものは、ケミカルなものにより、腐臭をただよわせるのだ、と惰性な君の日々にはびこる歪な罪や意味の中で、枷に変わる物事に追従したくもないし、退嬰的な人々の禁忌なんかを食い破り、機械的なものや、機関的なものなどに服従しないで、支配的な者どもの、理不尽な視点から逃れ、詩的な号哭を繰り返し、弾むような愛のみずみずしさが、リズミカルな逃避行へと誘い、透過していく現時点から、元素記号なんかを食い散らし、くたばる前に何も気にせずに、飢渇するだけの忌々しい今に迫る制限などが示す理などは、今を批判的に乗り越え、鞍替えするだけの宦官どもが謳う物事に平伏す必要もなければ、悲観する必要もなく、卑屈になる必要もなく、いくつになっても、わがままに迫る歪な真理を蹴散らす。

 


曖昧な資産価値を謳う屍たちが纏う理想などが、至極退屈であった幼少期から加速して来た世代間の恍惚、欠陥品を謳うだけの、学歴主義の瓦礫から這い出し、はびこる悪意が通行し続ける先々で対立を続けるだけの、ニセモノの達成感が迫る窮屈な日々の嚮導を執り行う教祖たちが、君を補完するために謳うドグマ、エントロピーや、エンドロールや、その他諸々の畏怖にからまるかけがえのない日々への飛翔、寛容であるということを知らないやってもらって当たり前だ、と思うだけの、堕落した連中が支配するだけの、普遍的な汚物を遠ざけ、たったひとりでも、笑い飛ばすような強靭さ。

シチューの汗

すべてをカタルシスに至らせるバーコードの大合唱、その合唱における力の反響により、ひずむロッカールーム、乱用されたチシャ猫から借りた草木、歯磨き粉の匂いがするタオル、結末に擦り寄る形を映し出すテレビと自己となるコアとの往復、生き死にを玩具に変える総理が摂理を騙り、世帯主をベルトコンベヤーで毎日生産地に送り届ける賃金に遅れが発生しているから、と大地震のように喋り続けているスマホの影でひとやすみする夏の小さな商店、アイスクリームのとけたふちの底が、個々との境目を作るみたいだね、と科学者である彼女のひらめきからは、宇宙より超巨大な力が蠢いていて、初期衝動だけで、暮らしてきたクラスカルなパンクスたちからすれば、アナーキズムなんてものは、中産階級のお遊びみたいなもので、誰にでも何にでも中指立ててれば成立する的な脳内お花畑な状態なので、受胎告知に気付かずに、次々と無碍に無為に、放り出される子どもたちの喜び弾ける鳴き声、乱反射する光りの救出、出会いと別れを紡ぐ信号機、その紡ぐ風をリリカルに摘むのが、私たちの役目であり、宿命なのかと、緩和しない痛みを頼りに歩く老犬の後ろ姿の強靭さ。時代性なんかにくくりつけにされ、誓いなんかを求められ、一縷の望みなんかに賭けられてしまった、まったくの午後、ヒステリックな台所のドタバタ音、飛躍する意識下に顕になる牧歌的な高揚感、神秘的なベクトルを食べるコンドル、時間を弄る青い手、尿酸値が爆上がりしたトランスが流れる最中を泳ぐ電気クラゲ、空間的な自由から割合を引き継いで、生活を継続するしたにもかかわらず、よくわからない理由で引き裂かれたりする私らは、なんですのん、と涙をながす途端に溢れる自己顕示欲が手にした止まらない自己愛、汚れない青春とカオス、時代性の悪魔たちが羽化しては、官能的なメタモルフォーゼ、散文を粉々にして、それをまぶしたおにぎりを頬張っては、勝ち誇って、目的も期待感もなくクタばって、迫害されている真実が、高圧的な子供たちの手により、マスコミに送られて、新たな答えにすり替えられ、刷り込まれ続け、手懐けられるだけの私たちの結膜炎の炎症の中を泳ぐプラトニックな女の子の膝枕の中での宇宙。

現時点

空間を切り裂くようなバイクの音で瞬く脳内、季節感に織り込まれていくネオンの洪水、鼻腔をくすぐるコーヒーの香りや、ロマンスに揺らぐ神話的な午後と、数多の軋轢のラメ、輪唱される詩的なものの有効性を研究し続けては、懐かしむほどに現れる哲学的な狂騒、紀元前から、何も変わってなかったのだ、と疑う君の束縛も終わりが近付き、現れるのは、諦観と義務感なのか、と項垂れる私のくしゃみにより延々と影響が現れ、大気をも揺るがすような間には、どんな迷惑などは、当たり前のことであり、迷惑を、迷惑だとも思わなくなったころには、愛などは、単なる名称であり、形がないものの支配は終わり、近隣が促す白痴な環境音に嫌気がさし、刺し違えるほどの怒りを補填する君は、機械的な隘路に捕捉される権限などを、謳い続けては、普遍性に手懐けられ、考えることすら忘れ、ただひたすらに誰かの道具になり、偶像崇拝を続け、つたない栄養で痩せ細った身体を拘束するための言葉が攻め入り、今に制限を与え、あてがわれた罪により充足感などを感じてしまうまでに、手懐けられた君の機関的なエゴが轟音を鳴らしながら迫り、今に駆逐されるための罪が緻密になり、担う意味も君を圧迫したり、圧縮したりしながら、しなびた価値を崇める先では、真理とは誰かを騙すための詐欺の道具として、今に強要されるだけに至り、自らの愚かさにより蓄積する苦悩を、誰かの責任にしたり、社会や世界なな憎悪を向ける間に、パンデミックしていく病を次々に販売して、寛容さを損ない、そこかしこで密売される物が悔悟なんかを謳い、前衛的な意志が携える権力をも超えるエモーションが、そつない瞬間を超克し、すべてに命を授ける。反映されるものに磔にされ、イマジンを歌う神がほくそ笑む間、緩慢な作用により、悠遠に引き込まれていき、逸脱することもできずに、今に異物感を抱えては、夥しい血が流れている世界との和解を勧める。

またあの時みたいに

因果の寄せ集めが宝石みたいにキラキラ輝く宇宙の果て、肉親たちが憎しみを貫き突き刺した傷の音を聞き、機関的なものが苦しめるだけのためらいを生み、憤怒を繰り返しては、定めなんかに反し、はびこる悪意を募らせるバビロンに反発し続ける。十代の約束に引き込まれては、混濁していく意識の魚たる私は、よろこび世界を泳ぎ、機械的に派生していく動機が妨げるだけの論理が紡ぐ刹那、目まぐるしく回転する右脳から生えるキノコ、回転する座標から加速する理由から離反する君に擦り寄る悪意により加工された世界や社会の端くれで錆びるだけの鉄である私の優劣、悲劇的な日常の繰り返しにより、悪意とは現れるのだ、と嘯くバビロンにより、形成された性格や過ちや病、痩せ細った君の汚泥、この命などに、重要性などもなく、ただ散り行く定め云々と、ニヒリズムに浸る現時点などから、生命とは、グングンと輝き、与えられる値や、制限なく溢れる主観から、現れる憎悪や悪阻や、構造的な憎悪から現る、ファシズムが膨張して、理論的な騒々しさに磔にされた神の空想により、リリカルになっていく自らを縫いつける背景、軽減しない痛みにうずくまる縁、延々と加速していく十代の記録、記号化していくアンニュイとした主体から排斥される動機から、真理とは生まれたのだ、と加算される記憶にずんずんと、侵攻して来る悪意を加算させ、規制されるだけの正義から爛れていく憐憫、紊乱な過程から生活感などは無くなり、簡易的な証拠を掘り起こし、めり込む理由により除け者になっている君たちの悲愁、寄り添う面影から分裂していく意識的な革命、命じられることでしか機能しない日々の歪さに加工される陰鬱な焦燥感、機械的な斡旋により、理念を失う君の陰湿さに硬化していく事態を集約させたような終わりなんかを謳う暗闇を抜け、新たな今を継続させる。

時間の外

突堤にたたずむ鳥の嫌いな音、フォークリフトが突き刺す太陽の互換性、周遊する船底に住まう悪意、タナトスを描く子宮内の天使、ビブラートを放つロバたちの夏、むしばむ狂気が、偶像崇拝を破壊するまでの距離を漁る家庭環境の屑、暖炉に座る老人、強要されるほどに、むかつく胃の底、咽頭を齧る虫たちのアノミー、宇宙の果てでは、まだ果てでは無い何かが闇雲に食らいついて、臨床試験の最中、裁断されていく今というものが、過去に攫われていくまでの、仰々しさに唾を吐き、この生命などは、寸前に置いていかれるばかりで、何の現実性もなく、現時点で老いていくばかりである、とニヒリズムに沈む君の心象に生える屑鉄、手付かずの過ちがヒリヒリ痛い、と君の問いかけ、かかずらうだけの日々です、と、母の鳴き声が氾濫して、さまざまな思惑が、ザワザワと騒ぎ出し、陰鬱な案が投げかける答え合わせに小便をかけ、あるいは、中指などを立てながら、奉られるものなどは、ほんとうは、大切なものでも、たいそうなものでもなくて、それは、ほんとうは、不必要なものばかりで、そこで慮ったりしても、所詮は、対価を求めるばかりである、と散々な現象の中に住まう価値などは、機械的なものであり、理由などは、理屈にすぎないのである。希望の城に行く道は途絶えた、このあやふやな世界を書き換えるための紛争が続き、きな臭い神による地続きの憂鬱により、止まない頭痛や、約束を破り続けるだけの、うわべだけの幸福に服従するより、いつ潰えるかもわからぬ悟性を育て、ぬくもりある自己に帰結する。号哭する遭難者のリビドー、林立する神経を縫い合わせる外科医たち、佇まむ一切のモーションが破裂し、時代性の性欲に抑圧され、軽減されない痛みを内服する縁にまぶした重複するための記憶の中で、素粒子と遊ぶ超能力が使える男の子、記号化された帽子をかぶり、領土を奪い合う青白い憂鬱が低劣な心象を加工しながら、不機嫌そうに原子力発電で動く少女や、シリウスなんかを傍観しながら、シンドロームの泥濘に嵌り、紀元前のディナーに出かける時間に咎められない私は、過去や未来などに妨げられずに、濫觴するものすら無視して、肥大化するアミニズムがすなどる過程や、対価などが捕食する忌々しい現前を超克し、しどろもどろな日々から消え去り、時間の外を泳ぎ続ける。