昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-11-19から1日間の記事一覧

恋の終わり

世界はどこをとっても残酷なものである、と悲しむほどに空疎な重いに植え付けられる悲劇は、楽観することを知らずに、受け取る不安だけを増幅させ、自らを複製するための物事に調律され、理性を損ないそこかしこで死へと封緘されるだけの乖離していく意識を…

再生

途端に偏執し、極まるだけの風貌にたずさえる理論的な圧力から、従属するだけの時間などは、その場を引き伸ばすための余力を残し、十全としたものをおののかせ、そこで補完され、管理されるだけの便利な身体として、背く限りに陰るのが、この生命に制限を生…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 はだける思いが充実感などを求め、夜をさまよい、たばかる思いが責任などを求め、現れる動機にかき消され、苦しみにもだえ、心折れたままに進む、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしのはなしをしよう。 優越感にひたるよりも、何かに悲観するよりも、自らに相似する面影から飛び立ち、追いかけられるものから逃げ惑う、まる

帰巣

提起されるものなどは、 今に去りゆくものを立証するための まやかしであるし、 あらゆる制限を用い、 自らを抑圧させるための 利己的で高圧的な者が示す 差異や尺度から放たれ、 自らの希望だけに帰巣する。