昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-04-02から1日間の記事一覧

健気な風船

手に入らないものばかりだし、手にしたところで何にもならないし、過去を引きずって、じっとしていても仕方ないし、進化の過程なんか知らないし、深海魚みたいに暗い宇宙で嗚咽しながら、銀河団をにらみつけて、道草食って、屈託無く笑って、せっかく生きて…

名前を捨てた日

内面性に現れる完璧なノイズ、アナクロニズムにおちいって、涅槃のロッキングチェアで縁取られた夕日をながめるカルマや、換算されるだけの日々を模倣し、報じられるものを崇める馬鹿者として生きたくはないから、暴れまくって飛んで跳ねて、愛して散る。

契約

情愛だけで制限される世界 中指は自由の合図で 相槌は中空で 不安定にすがり 荒んだ過去が 構築する恋が チクチク痛むころには 君は性的な化粧を終え 身体を預けるほどに 広がる麻痺から 満足などは 永遠におとずれずに ずっと自分からは ズレ続けて どこに…

美麗なノイズ

あてがわれた罪は他者からの快楽を、傀儡的に受け取り、傾倒するだけのやつらが唾棄する思想などが、思考停止におとしいれ、横暴な真実と近似する我らは制限を生み出され、良いように処理され、演算し続ける脳内に限界はなくて、還元されるだけの日々を打開…

鈍器

カビ臭い朝。 はねる水。 重なるカエルの激しい運動。 カンバンからたれる憂鬱や、 悠然と現れる物々しい 真理が荷物になるのです。