昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-10-01から1日間の記事一覧

軽快

鳥のさえずりは希望の唄。ボウフラたちが雨降らす頃、ちょうど良いのは君の寝息だよと、ゆらゆらと真理を超克する私の無心をむしばむ窮屈な進路。夕闇にひそむドラスティックな歓喜。夕食を卑下する人々の生活。正解は短絡的な豪華さをふくんだ普遍性。並行…

告白

結合される数学的なモジュール、呪術師たちがながめるガラガラの夜、解体される遊びに囃され、機械的な汗をかいて、内面的な圧迫感に苦しむ芸術的な余白。

劇薬

カンディンスキーの胃の中で踊る。流用される真理を描くイタチたちの硬度、乱立していく主体がさまよい、猶予を与えるからと、道理をうたうだけの惰性な境界から派生する動機が加速し、感染していく衝動性から、整合性を用いて、政府をつくると語る子供たち…

解消

言葉を捕食する動物たち、血の味がひろがる思春期のコード、だんだんと重なる時間との調和を目指すよりも、インタラクティブに羽化する瞬間の重要性や、制度を超えて認識する綿毛が通り抜ける速度や、カオスに入り浸る背景の衝動性や、清遊する先々で脱色さ…

寛解

気持ち良いことは継続できず、すぐさま消え去って、もたらされる喜びを対価に変えるような、快楽的な愛などは不必要であり、持続するような愛だけが、短絡的な快楽に打ち勝ち、培う愛だけが正義だという性悪説的な愛を解くよりも、確かな愛は、なにかを感化…

飛翔

浄化される思いは圧力を感じずに、何かに暗示されることもなく流浪し、定めもなく、凍りついた日々を溶かしていく。

前衛的な虚空

孤独が与える毒は甘美であり、その毒が心身に染み渡り、自らを傷つけるだけには止まらずに、外へと向けられる怒りは、報うことばかりで、答えを持たず、ひたすらに傷つけることに特化する。

昔話

子供はくるくる眠る。孤独もやさしくつつむし、つまずいて痛いし、少年みたいな目して、何回も繰り返される言葉を吐き出す鳥たちのがんばれも邪魔やし、惚れたり妬いたりしながら、君も大人になる。