昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。

恵みの雨がふるさとを濡らし、風景におぼれ続ける君は、おぼつかない足取りで抵抗を続ける先に受け取る意味が、本質的なものをそこない、空白を埋め、空腹を癒やすために喧噪の中をひたすら歩いて、何かを吸い取ろうとするほどに、吸い取られていくことに気付きもせずに、歩き続ける純粋さ、よ。