昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

貧寒

空疎な裏庭で育てる
惰性な花たちが想起する夕焼け、
沈む優美な結末を語るだけの
迎合されるための真実を用いる
街々で嘆きの爆撃が続けられ、
噴火する思いが、
思い出を焼き尽くすまでの全容に
縫い付けられる過去からの同族嫌悪や、
カタルシスをうながす化石どもの卑屈。