昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

かじる感触

銀色の雨が降って、
呪いが解けた。
気配はオオカミに食べられて、
爛れた明日は通勤ラッシュに運ばれて、
ボロボロの赤いヒールで、
ちぐはぐな明日を踏みつけながら、
汚いガムを踏んで、
憎しみを込めて、
空をにらみつける。