2018-10-09 かじる感触 銀色の雨が降って、 呪いが解けた。 気配はオオカミに食べられて、 爛れた明日は通勤ラッシュに運ばれて、 ボロボロの赤いヒールで、 ちぐはぐな明日を踏みつけながら、 汚いガムを踏んで、 憎しみを込めて、 空をにらみつける。