昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

長い眠り

誰もいなくなった後、ぬかるんだ道で躓く伴侶、保たれるものもなく、損なわれるだけの運命に跪いて、失われるだけの日々でうとましくかかわる事実、時系列もうやむやにして、レトリックを食べ尽くしてくつろぐリビング、豪華な悩みに、傲岸不遜な君、即座に変化する品性や品位、普遍的で不便な精神、正義なんてとっくに終わったものであるし、絵文字だけの返事がクリミナルなものに誘う帰り道で乖離してゆく面影、痛みを孕んだ雨が適当な恨みを孕んで、破壊的に立証され、偏執してゆく値の中で幼気なものと奔走しては、輪唱される真実などは惰性にコールされては、瞬時に去りゆき、事実をすぐさま見失うばかりであるし、君は無くしたものを取り戻すためだけに必死で、何が必要かを見えてないし、見たとしても、何が必要かなんてわかりもしない。君がにぎるオニギリがなんどもにぎられ続けるたびに旨味の強度が増す。神という言葉や文字が無くなれば、神はいったいどこに行くのか?言葉や文字などはそれを表すだけの記号であり、その記号が意味を喪失すれば、それは存在すらしない。君がにぎるオニギリの、君とオニギリが意味を失えば、君とオニギリも無くなる。そこで失ったことに気付きもせずに、それはただ空虚な穴に吸い込まれ、暗黒に消え去り、そのすべてを奪われてしまう。現実味などはすぐさま潰え、そこにあった事実すらもあいまいに変わる。そこでの正しい認識などは、ほとんど役には立たず、そこで正しいなどと持ち上げられるもののどれもが、何かの奴隷であり、何かを果たす義務に追われて、自らの意思を簡単に損なう。そこで急かされているだけの君は空っぽであるから、簡単に何かを受け入れては、経過するものが過信なんかを生み出し、瞬く間に今に束縛され、損なうだけの物事に制限され、事実なんかを謳いながら、長らくに攻め入る価値が制限を生み、与えられた物事や価値が次々と事実を捻じ曲げながら、権利なんかを率いては、悲観的に攻め入る観点が転換してゆく罪の重みとは、単に自らが罪などを感じるが故に、罪とは重さを与えられ、あたかも罪がそこにあるのかのように示すような値から相対する今に忌々しいものや、紛い物ばかりが、今に欺瞞を伝え、満足に浸る。