昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

うるさい世界

猫は自分のことを過信し車の前に飛び出す猫には、新しい生活が待っているよ、とキスをし、世間というものは、特殊な一個人をさすから、そんな奴らと刺し違えるよりも、新しい明日を創造する。体系化された過去などは綺麗なものなどではなく、実に不安定なものであるし、そこでケミカルなものでごまかし、幻覚などを見ているだけにすぎず、そこで縋るほどに現れる痛みに耐えるほどに、あたかも生きているように感じれることが、生きているかのように勘違いをほどこし、そこで満たない日々との統合を求める機械的なものが謳う事実などにたむろする馬鹿どもが支配し、止めどない悲劇と喜劇が入り混じる街では、市民に擦り寄ることを知らない閨閥どもの麻痺した感覚があらゆる悲哀を吸い込んで、毒々しい煙がモクモクと上がり、その煙がつたない日常の恐怖の証拠になり、肥満化した文学が提示する定位置や、擦り寄る価値が謳う義務に背反し、そぐわぬ今に関する意味が定める余韻から放たれ、応用される事実が暗鬱に消費するアンチテーゼや、前衛的に謳われるものが他者に擦り寄り、あたかも自分のもののように語られる間からアイロニカルに逍遥する行き先に遮られるだけの意味に格納される理由が流用され、真意を損ない、即席の理由に利用される君たちが理屈をこねる間にネガティブにまつわる先々では、最たる意味は損なわれ、そこかしこで憎しみを培養し、豊かさをうそぶきながら、真実を捻じ曲げ、自らの保身のために誰かを騙してまで、正しい者を演じるような普遍性から抜け出し、打算的に生み出されるものから解き放たれ、互いを恨むために実存するものに敵意をばら撒く。