昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

無知な土塊

無辜な操縦桿で移動し、絶え間ない人格障害などをするりと抜け出て、リズミカルな衝動性にぶつかる人々の欲と、市民を騙すための無料のコンテンツに訪れる通過儀礼や、犠牲者の涙や、精神の経路を踏みつける巨大な足や、暴かれるだけの真実の最中、全くの正義が孕む悪意により生まれた角膜につつまれ、意識下に現れる炎症に苦しみながら、肥満化していく意識が泣き叫び、あらがうほどに嵌まり込む足を見つめながら絶望感に打ちひしがれ、官能的な瞬間に適応するためのスケープゴートにされ、晒されてしまった生活のノスタルジアすら破壊し尽くされ、民衆のバンダリズムが理想郷などを謳いながら畜殺される我々の主観を覆う暗闇や、瞬く間のニヒリズムに酔いしれ、自らが生み出すジレンマに水増し請求などを繰り返したりして、浸る今にも痛みは加速して、宇宙がひろがり続けている今にもすべては過去になり、担う今も未来を創造できずに、想定する範囲で苦しむばかりである。恋々とした雨が続き、つたない動悸がジレンマをたずさえ、崇信されるだけの寂寞をたずねては、一過性の史実に眩い稲光を従え、真偽を歌うアナグラムや、利権のために働きかける腹黒い連中や、悪魔みたいな彼女の毒、くたびれた花を踏みつける車、間違いを食い尽くすアンテナを頭にさした連中、ラム肉の香りや、過去を搾取する世間や、制限を生み出すだけの多数派の意見や、歪な真理により押しつぶされる君たちを擁護される私たちが罪が食い込む。本当のことを言えば、誰も私を許さないだろうが、私は私を許すだろうし、誰かが誰かを取り締まりたいが故に陥れようとするような井蛙な奴らに従いたくもないし、だからといって少数派な奴らに寄り添うこともないし、あらがうほどに孤独になるだろうがお構いなしに、すべてを薙ぎ倒す。重複する真実を噛み砕いて、決して服従せずに、自らをつらぬく裕福さに酔いしれるだけのヒロイズムのようなものには陥らず、自分すらも裏切り、簡単な意思決定により、左右されるだけの心を飛び越える。