昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

雑音

こどおじだろうがロボトミーだろうが関係ない、何かを掴みたいだけだのに、いつか見たことは、平気で忘れるし、わずらわしい幸せのために、右往左往しているばかりであるし、ステイホームして、この量子もつれが織りなす実体すら危うい存在というものを放棄した先には、確かさなどは桎梏であり、世界性を狭めるだけの境界やら、空が落ちてくるのだ、と泣いている君のこころのざわめきや、災いやらが降り注ぎ、大地を汚すまでの距離や虚偽、自己犠牲や通過儀礼なんかが住まう大通りに隔てる巨大な壁、宇宙という羊水の中、地球という卵子や、彗星という精子、神秘的なハレーションや、魔女として磔にされた過去、卑劣な権力がもつれていくことにより、時空や次元はゆがみ、支配をどんどんと加速させ、些細なことで憎しみを生み出し、最終戦争をいたるところで、あらゆる時間の中での闘争を続けては、壊滅的な被害を与え合う。溺愛した過去から、凡庸な心を拾い上げ、群れるだけのミリタリズムや、濫觴したものを否定するだけの科学的な伴侶、理性すらなく、物理学的な狂騒に帰依する僧侶たち、複製される真実を映し出しているだけにすぎかい光の反射、還元されるための恋の汚穢に引き裂かれたよろこびを反故にする人々の墓地、襤褸を着たままで磔にされた私の高尚さを匂い立つ命、騒ぎ立てるだけの彼らの唾棄、堕落した複製品たちが泳ぐ夏の海、修羅とハッシュタグを打って、散漫な狂気を味方につけて、つたない今を暴落させる。引き出されるだけの罪の模様、耽溺を繰り返す嫋やかな終わり、健やかでフレキシブルな春の内臓を切開して、がん細胞たる人類を取り除く、と語りかけるロジカルな医者、旧約聖書を読み耽る嫁たちの陰鬱な焦土、瓦礫の下から現れた神が流す始まりの涙、惰性で生きてきたようなものです、とデカダンスに酔いしれる詩人たちが住まうアマルフィ、相対的な敵意を含んだ被害者意識を解除するために、誰の言うことも聞かずに貫く意志の美しさ。