昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

無添加

全てを放棄し、全てを無視し、神人として生きよう。無責任に誰かを裁いて、悪いとも少しも思わないで、誰かが騙る普遍性を狩りながら、生意気で居て、条理に反し、自らの理念を無理やりにでも遂行し、つらぬく意思は刃のようになって、誰彼構わずに傷つけて、自らの身勝手により、自らをどんどんと汚して、それでも神の名を借りて、全てを破壊し尽くそう。そう語る私の中での不幸せが作り出した憎悪をかぶった別人格が、さわやかな朝を嵐に変え、ひたすらに潰されていくものの激しい音でオーガズムにいたり、幼気で健気な故に染まる悪と闇との対話を続け、誰かの正義を狩るのです、と心の中での激動を乗り越え、往復する感情が枯渇しないために、ためらわずに錯雑とした観念を縛り上げ、あらゆる拷問を加える詩人たちや娼婦、空間的なクーデターを引き起こすために歓喜に悶える哲学者たちの滓、だらけた春が陰謀論を突きつけ、淫靡な結末をすなどる夏の過食嘔吐や、統合や同一化を謳う普遍性が用いる滅びのための祈祷や呪詛、想念を引き裂く老いの畜生や、デモクラシーの終わりや、キャピタリズムに限界はないから、格差は広がるばかりであるし、富は一点に集中し、粛正されるためだけに支配され、抑圧を強いられ、集約された憎しみだけが、惰性に引きずる精神に弛緩剤を打ち込まれ、悲観するだけに至るような貧寒な世界でやせ細り、やっかむばかりで、やれ相似してるだ、消費してるだけだとか、とうるさく付きまとう情報のクソや、空虚さを売りにしている不買運動や、疲憊していくだけの自称非売品の君の記号化された感情や、情景にまとわりつく承認欲求や、買わせるための方法論に奉納された欲や、陽性反応や、浴びるほどの情念や情景に加速させられる意識を押し殺し、その意識を遺棄してまで、生きるとは何だ、と生かされているなどとうつつを抜かす間に、アイロニーはたまる一方だし、出し抜く連中は、互いを騙してばかりいるし、借り物の身体が云々と騙る奴らがもらうお布施には、何の疑問も持たずに、正義屋がカタルシスに至るために侵略する他者の正義を踏み潰し、徹底的に破壊される様子を組み合わせて測る知能指数や、蓄積される苦悩の数。