昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

断続する昨夜

深淵に住まう言葉をすなどる。あてがわれた可能性は乱暴で、すべての光が交差する瞬間、さえずる君の鳴き声が餌で、延命するためにつながれた管を数えながら、仮説を唱える小説の中に誘われて、恬淡に吹き付ける泥土の雨の彼方で、あなたはドラスティックに過去をなぐりつけて、けたたまひく鳴り響く雷鳴が与えた名によって磔にされた神みたいになびく緩やかな夕餉に飼いならされて、順応するほどに適度な刺激が与えられる脳内でさまよう原始的なセオリーを背負いながら、宇宙の規律を破る私は、時間という概念から放たれ、概観におそいかかるプレッシャーに遮られることもなく、途端に現れるデタラメなメロディーに反して、反物質的な動きをしながら、テクノロジーによってしなびていく老人たちがうたうと、傀儡になるような大群がうごめいて、自らの大愚に気づかずに、誰かを責めることによって、自らを落ち着けるような玉響に弾かれるからこそ、なにかを始められるのであると、ずっと良い予感を再現していくのが私の役目であると、果たされる義務に裸にされ、はずかしめられる連帯感が迫る機械的なギミックをからかいながら、乾いた風を堪能するために、比喩をこすり、混同する意識により、天地は逆になるから、おもしろいのであり、出来合いの真実が騙るレトリックや、倫理観などは、安易で簡易であるが故に、感覚を持たずに、感動することすら宣伝され、売買されるわけですから、勝手気ままに動き回り、健気に走り去るのが私であるし、伝達されるものなどが背景に刺さり、境目なんかを持つから、もうどうでもいいから、まあいっかと、一貫した理などを這いずるトカゲもテカテカしているし、風にまかせて、段落を排除して、一気に突き抜ける。