昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

希望

集団ヒステリーにより蠢く虫たち、月桂樹をかぶり、世界とリンクする花嫁、空間的な墓標を失い、さまようリリカルな初めての人間、記録を吸い上げる要塞では、絶えず空疎な自分をいじめている冬の校舎、窓際で波打つ意思を持ったカーテン、散りばめられたメタファーにより形成された星に寄りかかる原理、離人症をかかえた寂寞の山羊、絢爛豪華な命、粒子や銀河や蒲公英、愚論や狂風やアナグラム、価値観や勘違いの断続により、愛とは簡単に屠られてしまうのか、と、気管支に詰まる面影に押し寄る罪のような波形、レジスタンスの影絵、顛末は、不自由なサクラに寄りかかり、滲む血を見ている、と、流布される言葉に突き刺さった幸福、飛躍できない口約束や、屈折した意思が孕む無形物、狂信者たちが錯乱する爽やかな朝、位置付けられたことにより生まれた連帯感などにより、増していく快楽、ラクシュミーたちと踊り、不確かなのは、ここで確かだと思っていることのほとんどは、浪費されるばかりであるし、求めるほどに、もう止まらぬ欲の道具になり、担う意思や、位置的な悪意や、有する価値や、カタストロフや、複製される意味などが、際限ない痛みを生み出し、発火したり、発禁になったりと、誰も真実からかけ離れていって、もたつく理由や、そこで利用されているだけに至るまでの過ちや、間違いなんかを正すこともしないで、ただ、利用されることにより増していく快楽と偶像に支配され、度重なる過ちにもつれていく世界との乖離や、理解を超越して、厭世観などに騙されずに、うすら笑う希望や自由の道具にならないために、自分を強く持つんだよ、と、あらゆる悲劇は、君に寄りかかり、君の意思を奪い、君もわたしとおんなじように、怒るべきだ、と、語るような輩には、要注意しなよ。