昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

好物

猫たちの大合唱、猫のお腹で寝るステキな刹那、大陸を食いつぶした後に迫る闇や飢饉なんて気にせずに、食べたいものを食べたいだけ食べる猫たちの目ヤニ、季節を踏みにじりながら、人間的な闇を措置する子供たちの心音うるさく、目先のものばかりで、ガタガタになる精神、喜悦感を保つための希死念慮や、高圧的な太陽の空疎な保護、悩み事の強盗やら、森羅万象を司る云々と、原理的な病を抱えた者たちの出力、窮乏するほどに、ここでの思いは魯鈍なものに変わる。緩慢な人々の糖度、腫れぼったい記憶は孤独でやましく迫る星空をすなどり、現時点をほろぼす雨でずぶ濡れになる。隆起する思い出、断末魔にまじる記憶の血、たちまちに抹消されていくだけの心の濁流で、流動する面影と、君の独善的な涙の標本、端子にぬられた憎しみも歯がゆく、遊蕩し続ける先に対象すら破棄して、配下にあるだけの私たちの熱情やら、加速する無限性の誘引や、約束から這い出て、真っ白な思いで、暴風雨の最中、疑念を晴らす。大好きな空が放つ思い。たじろぐロジックは、路上での真理をうたうのだと、ビートニクたちがカタルシスを行い、ラジオからは、イデオロギーやらが吐き出され、掃き溜めからすなどる思想などで、世界を破壊したがるバンダリズムが加速し、森羅万象を踏みにじるだけの蛇行する不良どもリズムが、次なる病を生み出すのではなく、彼らをつまはじきにするが故に、次々と新たな病は内から生み出され、自らを病ませて、終わらぬ苦しみを供給していく資本主義的な病は、需要と供給を保つためだけに、自らの病に依存する。