昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

遠ざかる

前頭葉につなげられたインプラントを触りながら、退屈な午後を分散したゲル状の健康フードを吸い上げる猫の論理にすがる君、帯電気質の君の諸行無常や、耽溺を繰り返すフェミニストたちの水彩画、流動的な本質やら、世界的な気質や、所持している言い訳、緩慢なギミックやら、痩せてギトギトとした自転車、事実を追い越す軋轢や、衝動的な別れやら、行為に瀕するために密封された世界から逸脱するために、あらゆる喜びをすり替え、散漫な明日が爆発するまでの距離、ビジネスライクな人々の墓地、荘厳な終わりと、雑務に追われるだけの日々、ぼんやりとした夜明けと大体の退屈、普遍的な窓からの景色こそ、ニセモノなんだ、と、うそぶく子供たちの質感、よろこぶ傾度や粘土質、泥酔した鍋から吹きこぼれる壮大な宗教汚染、複製され続ける伴侶たち、サイバーパンクスたちは、平行宇宙に散りばめられたメタファーやエゴやらに撹拌された意味を探しながら、消え行く動機、腐乱したスニーカーから生える未来、ぶくぶくと膨れ上がった顛末やら、憎しみの翅、固執するだけの君の私怨、分断されるだけの絶望の先、採取や腕にからまる虫や動植物の残骸、ちりばめられた夢。