昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

超然

何も、世界を変えなくとも、すべては、変化し、今に位置付けられる物も、健気に昇華し、激化する争いの中での真理なんてものは、所詮は、自己犠牲を謳い、独善的に散るべきです、と、うるさく付き纏うだけであるし、取り繕うだけの今に生まれた慢心の餌になるだけであるし、あらがうほどに食い込む罪と名付けられたものに、何もかもを奪われるだけである。若いからって何もないし、年老いたからって、何があるわけでもなく、分け隔てるばかりだし、騙し騙しで、進む今も、暇を持て余してばかりだし、デリカシーもなく侵攻してくる罪は、理不尽に誰かを裁いてばかりだし、惰性で導かれた君は、たび重なる裏切りに泣いてばかりだし、全部ひっくりがえって、全部無意味になるだけだし、私が、私の神として、神話の中で、優雅に生き、絶えず訪れるメタファーと、乖離した愉快さを弔う歌と、怠惰な夢や幻と、信じている自分と、分裂していく過去が引き出す多幸感と、あらゆる弊害を乗り越えるための論理と、あがなう先々で衝突を繰り返す世界と、さまざまな思惑と恋路、そのようなものが混ざり合い、今に溶け合うのが、死後に現れる愛に塗れた空間であり、そこから、また、同じ運命を、同じように繰り返す先に現れる、ニーチェの髭の橋を渡り、対価を超越するために、愛とは、愛と名付けられ、健気に現れた瞬間には、主観なんてものは、不必要であるし、あてがわれた罪や、一切を捕らえる意味の中で加速する動機から派生する絶え間ない奇跡や波動、動機から波及していく面影と想起、攪拌されるセオリーから放たれ、自由に行き来する次元からも離れ、ただ、拡がり続ける今を愛し続ける今にも、今は、今として、愛は、愛として、循環していく。f:id:jibmfmm:20231016042258j:image