昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2016-08-03から1日間の記事一覧

緩衝する観念

バラバラの身体におとずれる心情から逃避していく感情に注がれる可憐な一日の衝撃から、古典的なニヒリズムに攻め入られる午後に貫通する言葉から加速する現状に浸るだけの彼女の憂鬱から、心情とは、育み挑むべき位置から、意味を抜き取り、憎しみへと変化…

逃走

だぶつく腐った身体を抱え、 空虚な思いに貧するだけの 形あるものの終焉にからまる意味から、 加工される原理に 理想的なものを掲げ、 重ねる動機に理由を重ね、 身動きもとれなくなる先に緊縛され、 均等なものなど失い、 そこかしこにつながる由縁が、 捕…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 絶え間なく止揚されるものが、答えを次々と乗り越え対立し、退廃するだけの問題から放たれ、離れ合うほどに記憶の奥底で濃く残る思いが、のうのうと消え入る本質と対立し、対外に放たれ、はびこる悪意に鈍磨なものを掲げるだけの…

不自然な愛

詩人として語り合うべきは、風景であり、自然的にそなわる出来事を、おもしろく見つめる目であり、聞きそびれぬように、聞き耳立てる今にそなわる風が促す秘密である。確かめるとは、激しいだけでは、駄目であり、 包括し、互いの愛を敬い、高め合う事に愛は…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 誰にも同調せずに、短絡的な快楽のボタンを押すだけの脳内から放たれ、自らの満足とは、満足とも思わずに、求めぬ限りに整容され、清廉とした主観に見出す景色や、形式から離れ、自らの正しさとの統合を目指さずに、ただ自由にう…