2019-09-19から1日間の記事一覧
君の奥の、あくせくした黒、印象はモノクロで、ろくでもない季節を追いかけ、無残に散る美しさ。単純な闇は調和を求めて、しびれる身体が肥大化し、意識の襞に入り込み、混濁する意識は昇華できずに、あいまいなマインドに捕まって、退廃的な面影に放たれる…
うずくまる君の角度、うばわれた日々は戻って来ないのだと、妥当な位置から漁る理由から、理不尽に回転する日々がいびつにめり込む流動的なメロディーに酩酊して、星で堪能した恋は、汚穢を放ち、孤独なキズを与えるのと、魯鈍な形式を孕む君の尺度、あらが…
自己愛に満ちたビル群、愛は食欲が増すと君が叫んで、外見だけの街路樹がゆれ、銀色にかがやく銀杏ころがる夕餉、飼育されている人の群れが、誰かを責め立てていることが、世界を保つ秘訣なんだと、均衡も保てぬような恋の果てで、いじらしく揺れる完結が、…
結われる時にひそむ物語、たちまちに計算されるだけの愛が参画する日々、備蓄されるだけの絵画的な愛の配下として、カンバスの中で鈍麻になびく主観。
トーストの焦げた匂い、くらべられる世界のベランダ、裸婦像が踊り出す奇妙な夕暮れ、偽装された深夜に住まう窮屈そうな子供たちが遊ぶ遊具、競い合うだけの真実は、自らを苦しめるために、繰り返し嘯きながら、空を睨みつけ、ミントの香りがする夏から解き…
何吸うてるんかもわからんくらいに、空気に溶け込み、爆砕されてく一切に強要されずに、たたずむ大木との対話なんかをしながら、高揚し続ける。
逃走し続ける先で、うとましく結ばれる思いも苦く、チクチク痛む心が疎んじ、たたずむ君は、孤独にもがいている。
悲劇的な汗に混じる高揚感と陽光、ひずむ理論のプリズムや、不安を煽るだけの代償なんかを飛び越えて、身近な愛に帰り着く。