昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-10-30から1日間の記事一覧

強要

意思を踏みにじられても尚、全容を啜る影。数多の秘密を血合いし、空虚になった器たる身体を傍観する。存在は薄明によじれ、時間から敗北し、修繕されるだけの記憶が枢要なものを求め、停泊する意識は陰鬱な焦土に立ち込める硝煙。生傷だらけの堕落した意識…

感触

応用されるだけの動機がフラクタルになり、塗り替えられる記憶や、枢要な価値を踏破し、燃え尽きぬ思いがちぐはぐになりながら、ながめる思いや、なだめる記憶から放たれ、敬うだけの人々が倒錯する理由や、悠揚な史実に剰余する物々しい道理から放たれ、乱…

空想的な日々

ブカブカの服で空中浮遊する。真理はもたつくだけの過去の遺産に満たないと、機械的なアイドルみたいな君たちの同じ衣服の下にも、おんなじ内臓が詰まってるなんて思えないから、思い通りにならないあの子が塗りたくる口紅の色を思うと、ノイローゼかなんか…

追従

比較されるだけの日々に高まるものや、からまるものや、アイドルを作り出し、奪われるだけの観念や、軽薄な理論や、軽率な判断で堕落する。

狭小

わんぱくな理想で、世界で寝転んで、つつましく交わる月日にやどるもののすべてと高揚する。

這い上がる

身体も捨てた後。カラカラに乾いた君の寝顔。歪な真理を掲げた兵隊たちが、カタルシスに至るまでの軌跡。肝心なもののどれもが派手な衣装を着て、陰鬱な懇願を続けて、風景に統合されるだけのヒステリックで、オートマチックな君の記号が迫り、論理的な波形…