昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 きみの永遠の密度、ゆびさきにたまる血、換算されるだけの愛は、創造性を失い、生活に追われ、正確性を喪失し、装置的に生きて、相対的なものに苦しめられる、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 迎合されんと去りゆく日々のいく末や、収縮される日々が間延びし、バビロンを破壊し、提示されるもんを跳ね除ける、まる

繋ぐことへのつぐない

写真の中で攪拌される世界、半径は意識に追従された後に普遍的な記憶を汚すために存在する意思により、意識とはすり替えられ、絶えず苦しみをさえずりながら、リンクしていく形式的な意味から逸脱できずに、堕落していくだけに終える祝福にすり寄り、陰鬱な…

帰路

俺の目を介して、 すべてを見るんだ。 おまえの強い目だけが、 俺の味方だ。

つぐない

写真の中で攪拌される世界、半径は意識に追従された後に普遍的な記憶を汚すために存在する意思により、意識とはすり替えられ、絶えず苦しみをさえずりながら、リンクしていく形式的な意味から逸脱できずに、堕落していくだけに終える祝福にすり寄り、陰鬱な…

鋭敏

ふくよかな月の上でねむり、 現時点から超越し、 歯止めもなく、 うまれる物語や、 たちまちに あふれる思いは、 なにかを振り返らずに、 ただひたすらに、 わがままに、 やかましく進むのである。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 先見の明を持って、雲の傘をさして、うろつく中空をさまよいながら、冷めた朝をかき乱して、夜がおもしろくなく、くたびれている君の鼓動、まる

複製される雨

キリストの代わりに磔になった猫、名前もない星のモグラたちは、地の底に補完された罪を掘り起こし、耳や目が退化した代わりにあたえられた、強靭な爪で、知らない物質を必死に掘り続けているし、いたずらに消費的な日々での価値とは、商品的なものでしかな…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 ほしいもんなんて、そないにあらへんし、変化ばっかりを求めて、馬鹿になるくらいなら、阿呆なままに踊り続け、むき出しな感情を引き出しにつめこむ日々、まる

複製される雨

キリストの代わりに磔になった猫、名前もない星のモグラたちは、地の底に補完された罪を掘り起こし、耳や目が退化した代わりにあたえられた、強靭な爪で、知らない物質を必死に掘り続けているし、いたずらに消費的な日々での価値とは、商品的なものでしかな…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 むずかしい言葉が氾濫して、散漫な面影が迫り、惨憺たる記憶に結ばれていく物事を切り離し、ただ孤立して羽ばたく、まる

生後の悟性

真理もゆらぐような世界やから、難儀ですわって、世界と同化して、道化や、道具として、偶像や、偶然と生きるんわ、かなわんし、担々麺のスープみたいなマグマ、地球も怒っとるんか知らんけど、隈なくみたら、悲劇らしいもんが、悲劇みたいなフリしてるだけ…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 オオカミが鳴き叫ぶ満月の夜、あらゆる共鳴は、陰鬱なものをこじ開け、あらゆる悪を破壊する、まる

色彩

けち臭い花びらが濡れて、 散漫な景色を飛び越え、 瀰漫する意識も 不満足そうで、 さびれた面影が、 純然たる様相で、 確かさをなびかせ、 見つめる先に愛が ふりつもり、 かがやく先で 君が鎮座している。

生後の悟性

真理もゆらぐような世界やから、難儀ですわって、世界と同化して、道化や、道具として、偶像や、偶然と生きるんわ、かなわんし、担々麺のスープみたいなマグマ、地球も怒っとるんか知らんけど、隈なくみたら、悲劇らしいもんが、悲劇みたいなフリしてるだけ…

空虚な椅子

上唇の味、モノクロな汗、猫の義眼をあつめて、ノスタルジーな船でゆらりゆらりと、のろまな亀に乗り、腕輪のサファイアがかがやく悠遠になびき、たじろぐ気持ちがコトコトと鳴り、ニセモノの君のいのちを拾い上げ、天体から放たれ、未熟な星の子宮でねむり…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 ドキドキする横顔、身体がバラバラになって、むすばれぬ思いが、チクチク痛いし、あらゆる日々は卑屈になって、また似合わん日々がうとましく続く、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 あつい身体、儚い朝がぼやけて、命もなくなって、後から続くものが、すべてを持って行って、もたらされるものが押しつぶし、跡形もなくなる、まる

敏感な真理

いつかの過ちや、 まちがいすらも、 雲の中に消え、 ねたましいものや、 なやましい思いが 雨に変わり、 いつかは乾いて、 なにもなかったかのように。

空虚な椅子

上唇の味、モノクロな汗、猫の義眼をあつめて、ノスタルジーな船でゆらりゆらりと、のろまな亀に乗り、腕輪のサファイアがかがやく悠遠になびき、たじろぐ気持ちがコトコトと鳴り、ニセモノの君のいのちを拾い上げ、天体から放たれ、未熟な星の子宮でねむり…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 掃き溜めの面影、懐疑的な日常、ニヒリズムを語る鳥、よりかかる夢、忠誠を誓わず、裏切る先、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 森と踊り風と歌う、感覚は永遠をとらえ、そこで制限されるものを裏切り、時間に囚われずに、自らの正解をつかむ、まる

生きていたい

痛みでできた世界にも、 愛はあふれていて、 どれだけくるしくても、 くるしみを選ぶわけにはいかず、 でたらめながらも、 ながらくになびく所以や、 悠揚な史実にぶつかり、 不躾な瞬間を飛び越え、 永遠を手に取る。

羨望

肥大化する思いが運命に侵食し、未熟な時折に貧する動機や、敏感な連中が示す差異や、異常を謳うほどに、位置的な苦しみはましていき、そこでじっとしていることすらできずに、出来合いのものを用いて、今を苦しめることだけに専念し、今に堕落し、フラクタ…

羨望

肥大化する思いが運命に侵食し、未熟な時折に貧する動機や、敏感な連中が示す差異や、異常を謳うほどに、位置的な苦しみはましていき、そこでじっとしていることすらできずに、出来合いのものを用いて、今を苦しめることだけに専念し、今に堕落し、フラクタ…

やさしい貌

良い思い出になるまでは、 君のことは、 忘れていようと思う。 良い思い出になるためには、 忘れることも必要で、 引き返せば、 帰ることすら不可能になり、 交わったら最後、 そこから出られなくなるし、 押しつぶされて、 自分なんてものは、 なくなってし…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 闊達に価値観を語る君の、快活な道理なんかをかんたんに破壊して、乖離する所以になぶられ、内面性を焼き尽くされ、瞬く間に駆逐される、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 少しくたまる憂鬱や、悠久になびく思いや、侵食していく思い出や、面影に反し、はびこる愛に腰掛け、原理を跳ね除ける、まる

克己のイメージ

なににも囚われずに、わずらわしいだけの嫉妬の業火でもだえるよりも、毛玉の海で魚みたいに飛び跳ね、現れる波形に経過していく意識の濁流にのまれては、何億回も繰り返し義務的なものに反し、のらりくらりと逃げまどう。イメージの瘤にたまる血、アスファ…

克己

なににも囚われずに、わずらわしいだけの嫉妬の業火でもだえるよりも、毛玉の海で魚みたいに飛び跳ね、現れる波形に経過していく意識の濁流にのまれては、何億回も繰り返し義務的なものに反し、のらりくらりと逃げまどう。イメージの瘤にたまる血、アスファ…