昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

言い表されるだけの自由

愛を用いるものは、やがてその愛により歪み、用いられた愛は、激しい憎悪に変わる。助長される意味も、愛を互いに除外し、愛した日々を思い返さず、互いを憎む事で高まり偏る術を、愛と呼び、互いを騙すだけに至らせる。形あるものは、こうして終焉を迎えるの、だ。

他者の命とは、重いと言われなければ、重みすら感じられぬ規律にがんじがらめになり、物事の正しさを見失う。静謐にたぎる思いが、考えを恒久的に与え、知の深淵へと急ぎ、帰り着く意味から、今が隔離され、確率論的に示される敵意に締め出され、問題に風化する意識が薄命な革命へと偏り、寄りかかる思いが懸念する理由から流動する意志などにすれ違い、正す間柄に消耗した愛もすれ違うだけに陰り、うたかたに示される動機も高揚し続け、倦怠感をあらわにし、露呈された事実に抗うべく、本質を翻し、自らの思いだけで自由に至る。

卑屈な精神がうながすことから没落は始まる。ルサンチマンが生み出す規律に支配される気配から、形骸化していく意識は、言い分けがましく今に至る病に敷衍する事実に執行猶予を付けては、その罪の重さを量るだけの善悪から、攪拌される半径へと悲観していくだけの密室で憂鬱に拘束され、最たる意味も見出せずに、犯罪へと陥るしかないような世界を形成し、退廃していくように仕向ける規律を恨むだけの者から、偏る心情は、元々の正しさも見出せずに、未熟な未来へと悲観していくだけに至らせるようなものを作り上げるしかないアイロニーが謳う原理から、存在は隔離され、短い生命の合間を傲慢で埋め尽くし、交換される精神は、ただ暴力的なもので逡巡し、純化すべき愛も、間柄に抗い、曖昧なままに受け取る言葉に交互し、高尚さを持たずに、ただ立場を謳う者に奪われるだけの現在に浸る意味すらも無く、ただ用いられる原理に域を与えられ、ただ弛むだけに至るような現実に航路を求めるよりも、仰々しく突き上げる先に導く意味すら持たずに、朦朧と求め合う原理に関し、流動するだけに衝動的に至る今から緩衝し、関係性から逸脱し、引用されるだけの要理に容姿ばかりが重要視され、常用する理由に共感を求めるだけに堕落するのが、卑屈で無機質な者どもが徘徊する原理が機関を作り上げ、永遠性を謳い、根ざす根を腐らせるだけに交換される王冠から、受け取る意味を継続していくだけの法に偏るだけの真理を生み出すだけの解除されない苦しみから、ふさぎ込み淫蕩していく風景から、迎合されるだけの物事に有する価値にカタストロフを生み出すだけに運命は関与する状態に介護されたい、と傲岸な意思から、インモラルな衝動を生み出し、難点を生み出すだけに運命は堕落するだけの展開へと見解を深め、興じる状態に生み出されるシステムに心象は相続する状態に資産を用い、交換される金銭から感染していく意味から、いたわることを有さず、ただ短絡的なものの基軸として、傷口を広げる。

広げられた傷口の穴から覗く君の薄気味悪い笑顔や、虐げるだけに至らせる卑屈の奥底から、憶測を用い、有する価値で測る状態にこじれる辺りから、理由は領土を求め、互いを責め立て戦争状態へと移行していくほどに生きる事が捕縛され、放胆に行動せずに大抵の奇抜さを今に押さえ込め、垂れ籠める理由に要する答えに反さず、ただ関するままに流されることに正しさは無く、立場に有する価値すら懈怠し、演じるだけに得るものを要するだけに有する価値などは、カタトニーに陥り、横溢する物事から乖離し、硬直した精神は、離人的に隣人として存在する自己を今に指定し、指定されるままを交換していく限りに陰る本質は、真実を損ない、超然とあるべき今に有する事柄に照合することすら無くなり、たださまよう精神をまさぐる間に偶像は愚行を重ねる。

重ねるものを帝王切開し、子を引き上げる間にいぶかる限度から飛躍しない精神は、孤独感を抱え、重ねる思いを産み落とす前に、こじれる時系列から、値するものを知ろうとする空間から空腹を携え、凄絶な思いに継続する理由から、良俗なものなど無く、用いられるものの景観などは作られる訳にはいかず、ただ果たされるままに備わるものを風景と呼ぶ。ただ与えられ称えられるものに真実など無く、用いられるもののほとんどがねじ曲がり、歪んだままで意味を与えられ、あたかも正しいもののように見せつけられる間に落胆するだけの精神が形成していく自らが指定した死地へと急ぐだけの物事が、薄っぺらい本質に格納されていく補完から逃げ出し、自ら生み出すものからもはみ出していく。