昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

閃光

今に散る夏の虫や、
口に入る羽虫の恒常性や、
刹那にとどろく雷名に
響く観念から、
快晴を恨むダークネスや、
ダクトに住まう孤独なネズミや、
ねぐらを無くし、
なまくらな世界に
感応するだけの異物感を蓄え、
統合される空疎な夜などに
おざなりに浸るだけの
内面的な悪魔を形成するだけの
教育から離れ、
間近に迫る無意味さに、
威信を育てる。