2016-08-02 閃光 今に散る夏の虫や、 口に入る羽虫の恒常性や、 刹那にとどろく雷名に 響く観念から、 快晴を恨むダークネスや、 ダクトに住まう孤独なネズミや、 ねぐらを無くし、 なまくらな世界に 感応するだけの異物感を蓄え、 統合される空疎な夜などに おざなりに浸るだけの 内面的な悪魔を形成するだけの 教育から離れ、 間近に迫る無意味さに、 威信を育てる。