かび臭い夜

　偶像化していく思いから迎合されるだけの可憐な彼女たちを崇め、体制にこびりつく後から迫る欺瞞や、不満足を謳う雨などが赤誠を尽くすために、ためらうだけの貪婪なロマンを謳うだけの欲望を課せに変えるための世界を形成し、憎むための言動から、懐疑的なとまどいを生み出すための多面性や、制度に付着する普遍性が生活を枷に変え、あがなうための言動から、泰然自若とした私は、何かに左右されるよりも、その場での中庸を保つために、自らのニヒリズムにあらがい、堅持する意味や、今に浸るだけの狡猾な論理がいじらしく鈍磨なものへと変化し、そこで変換されるものなどは恒久的に遡及されるためのためらいを絶えず生み出し、はみだすものを許さない、と結合していくだけの体系的な解決から、改造されるだけの軽薄な身体に補完される過ちや、そこで誤るものなどは、所詮は答えを借りて、自らをあたかも正しいように示すような倒錯から、等差を求めるほどに、ここでの価値観にもたらされるものなどが懸隔を生み出し、蔓延る悪意から、十全としたものが、聡明さを歌い上げるころには、ほとんどの意味は義務的なものに変わり、そこでおざなりになるだけに至るような正しさの中で奔走し、怠慢に偽装されるだけの真実に磔にされ、有する価値や、そこで荷担されるものなどが重荷に変わり、意味を歯がゆく堅持するほどに、自らの意志とは邪魔になるのだ、と妥当な位置から引き出す意味が引き取るものの卑近さに耐えかねずに、体系化していくものが経過されるものが、ここでの意味を剥ぎ取り、勝ち誇ることだけを考え、還元されるものが延々と演繹を繰り返し、今に麻痺し、ひるがえされる後に些細な意味を引き取りながら、引きずる値から、悲観するだけに至るようなあいまいな統合だけが、正常さを保つのだと妥当するものに淘汰されるだけの瞬間に孤立することを恐れるが余りに同一化するものなどは、正しさを補完できずに、悲観する自分を押さえ込むための抑圧を絶えず生み出し、関係に消費されるだけの交錯から、そこで倒錯するだけに至るような現実性に正否は現れ、正しくあろうとするほどに独善的なものへと変化し、幻覚を生み出し、分裂し続ける先々で貧寒な闘争から、投影されるものの影で攪拌され、絵空事を重ね、統制されることだけをよろこびに変換するようなコードから、構造的な排斥を繰り返し、有する形に強請られ、自らを損なう辺りでないがしろにされる精神は、敬神に浸り、悲観する限りに陰る本質は、凡庸な価値にからまり、懈怠するだけに至り、軽薄な論調を引き伸ばすための普遍性をコードに変換し、厳格さを謳うような規律が競争をはじめ、恥じらうことを忘れ、同調するほどに同情へと至らせるような観念論的な党派が生み出す独裁的な主観が提示するアナクロニズムが義務的に支配するような今を統制するためのプログラムから、解放感を求め、開示されるものや、そこでの気配に託されるものが対価を求め、貸与するものや、たやすいものを退嬰的に引き伸ばすためのアナロジーから、還元されるための位置的な遡及から、掻痒し続け、傷に塗り込む塩を際限なく生み出す生産的な死から、信用を謳うだけの正しさとは、自らを正しく示すためだけに騙すことに重きを置き、応じる答えに恍惚としていくだけの答えの中でジレンマを重ね、モチーフとされる意思の中で軽蔑すべきものをプログラミングされた機械的な人民どもが這いつくばるジレンマの中で有する価値を形成し、強請られ続けるほどに、自らの答えの中で苦しむ是非は、確かさを足枷に変え、世界を狭めるだけに至り、いぶかる先に最たる意味を補完するために関するものを崇めるような形容を認識するほどに、何かを憎み、魯鈍に変化していくだけの精神は、正否をうながすほどに飢渇するし、貪るほどに満足とは遠ざかり、そこで課せられるものや、悶絶する先に産まれるものなどは、物事の合間で背反を繰り返し、過信するほどに改心などを謳い、もたらされるものに義務的なものを課せ、問答し続ける先に現れる偽物の価値すら、いつかは正しいもののように崇められ、そこでの正しさなどは瞬時にひるがえされ、悪へと変化し、誰かのこころの隙間に転化し、訂正されるだけの過ちから、あいまいな尺度により、強制され、補正される精神は、徒に消費される価値の中で商品化し、寡占されるだけの市場で、改正される法などは、確かさを枷に変え、何かを奪うための過ちをどんどん生産し、論難をあびせても、権力の前では無力なのだ、とおちいる闇に住処を見つけるような諦めのリズムから、理想論的な家畜として、あらゆる怒りの源として、意識に滞留する過ちの余地に卑近なものを製造するだけの大量生産的なものとして、物質主義に清貧を謳っても、自らの空しさに絶えず気付かされるだけに至り、すべては、用いられるままに等差を生み、何かを阻むための正しさが、その場限りの正しさを演じていく。