昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

離愁

断続的に引き摺られる行方、何も残らぬ後は、答えを引き取らずに、夢の中での未練が、ペシミズムを生み出し、女々しい記憶が因果を破綻させ、現実の世界とのズレが消費させる思いは、儚さよりも、破壊することだけに重点を置いて、置いてけぼりをくらう思いは、利己的に消費され、些細な苦しみを、大きな苦しみに変化させ、厭い続けるプロセスや、プロパガンダを用いて、率いる運命は、悲観的なものを催して、逸する先で壊死する思い出に擦り寄る君が、徒らに生み出すラストシーンのいじらしさや、定理に基づくものを迎合し、煩わしく用いられるものを愛したフリをして、用いられる理由なんかに苦しみながら、理解したフリをする。悲しみに暮れる人々よりも、悲しみに利用される人々のが多くて、スーパーノバで揺れる街や、蓄積されるエントロピーや、浪費される思いをさすらい、たゆたいながら、長いだけの日々に憑依する君の理想が、理性を失い、理由を待つゆえに、空疎な破壊を続け、蓄積される苦悩に、能動的に引き裂かれていく空間が、区間を用いて、長じる所以に利己的にからまる追憶は、誰かの意思を借りて、あたかも自分の意見のように語られる、誰かの言葉の中で利用されるだけのものや、求められるほどに、用いられるものに裁かれ、最たるものを損ないながら、生じる思いに支配され、芝居を続けるつたない日々はガラスのようだと、君が悲しむ邪な日々のまやかしを解き明かすために、都会とは存在するのであり、痛みを隠すこともできずに、攪拌され、過信し続ける先々で、切り落とされて行く歪みなんかに用いられる過ちや、あてがわれた苦しみを充填しながら、充足感なんかにひたる君が利用する価値なんかによってたかって、維持するものなんかが、世界自体をせばめていく。