靴の底にはりついたガム、君は最低だ、と嘯く間の結末に酔いしれ、今にジレンマを抱える。地球が抱える超巨大な蕁麻疹たる人類云々と憤怒するうまくいかないことを、責任転嫁し、自らの痛みが抱えるペシミズムを解消せずに、ためこむ怒りとは、偏りを絶えず生み出す。踏み外した君のヒールの音、夏の終わりに帰依する坊主たちのマントラ、幽体離脱を繰り返す夜、希望も盗まれ、自分たちの保身にばかり走るのか人間であり、所詮は人間には人間を変えることすらできないのか、と加算される罪の意識や、君の冷たい朝とか血みたいな雨とか、不安感に誘う幼稚な情報だとかに左右され、些細なことで裏切られた気分になり、錆びれボロボロになった君と意味が脆くも崩れ去る間に吐瀉される人類のアイロニカルなものが乱立し、時代の障壁かなんかに変わる間に、艱難辛苦や悲しみの連鎖を乗り越えるために、終わらない哲学なんかが熟考を繰り返し、さまざまな苦しみとは、繰り返しここで制限を生み出し、定期的にもたらされる苦しみに引きずられるだけで、なんの解決にも至らずに、悲観するだけに至るような観点に擦り寄る捏造された思いが扇動する闘争の意識により、定めもなく止まることもなく、ただ与えられたものをそのままに書き写したり、真似たりするだけの拙い日々の中で、ただ破壊することだけに囚われ、とめどなく現れる苦痛の道具としてだけ生きるために偶像や偶然と同化し、手当たり次第に痛ぶられる精神が荒ぶり、自らをも破壊し尽くす。