昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

押し広げる

高尚な今朝を捕食し、閑散とした世界を愛し始めるために、ためらわずに君に纏う闇を引き剥がし、定められた罪を飛び越え、リズミカルに謳われる罪が廃棄にするものを超越し、厭世観に押しつぶされた数多の秘密や、その場で展開し、旋回する物事を調律し、意識的な汚穢や、恒久的に意味を積み上げ、つたない一生に愛のようなものを押し広げ、君が見つめる今が延々と縁や位置的な苦しみを吐き出し、惰性に引き摺るいじらしい後ろ姿に補完されていく物憂げなモードや、断線し続けるシステマチックな補正により、今に硬直し、恒常的な日々の中で固執するものにより膠着し、横着に日々を真っ当しようなどと目論む今に比率や、歪な信念や、むしばまれた神経や刺激的な昨日や、劇的な敵意や、抵抗するほどに固執し続けるだけに至る今に堕落し、打算的な苦しみの中で妨げられる君の健気さを収めた写真の彼方で和解することもできずに、アタラクシアにアクセスする他者の希望や誹謗中傷や、未だに膨張し続ける宇宙と名付けられた空間という定めから抜け出せない、この何か、という疑問という愚問の中という偶感の完全性を測る井蛙な私にも存在した多くの友人や恋人の間に備蓄される、この何か、という「何か」あらゆる囲いの中で強調されるものに名付けたがる互いの間を引き裂くために、名付けられたものを慈しんだり、忌み嫌いながら、言い訳がましく迫るやかましい現実を察知する苦悩や、能動的に補完される物事に高尚なものなどほとんどないが、ほとんどは、本当であることすら忘れ、凡庸な時間の中で誇張される供儀としてしか生きることもできないような憐れみに転じるより、たおやかに豊かさを長じるために続けてきた哲学的な境地に住まう私には、制限されることも、制限することもなく、ただひたすらに世界との和解を求めるための記憶や概念を消去し、おとずれる恐怖すらそのままに受け入れる。