昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

交換されるもの

体系的なものに絡みつくエゴ、ミキサーで粉砕された心の破片を寄せ集め、新たな生命を形成する恋のようなもの、うわべだけでシンクロして、意識の洪水を魚のように泳いで、退屈で屈折した感情が謳うケダモノの理論や理想に隔てられるための、猥雑な座標を書き換え、軸なんてものを持つから上下左右に騙され、空間というものを持ち込んで、あたかもその場に何かがあるかのように示す間に備わるアイロニーや、ロジカルな傀儡が繰り返し警鐘を促す体制的な思想に飽き飽きし、危機感を用いて、主体を飛び越え、魂胆は混濁し、昏倒する真理や信念は、今に侵略され、黄色く濁った国から抜け出す。散漫な意識は儀式的なものに濾過され、通過儀礼だよ、と嘯く信念が神秘なんかを謳い、奪われるだけの市場で、生活が云々と、苦しむだけの日々の中で産卵される思いが次々と孵化し、隔てられることなく、理を調律して、美しい音色を奏でるのだよ、と延々と侵略してくる輩の歪なモラルや、位置的な苦しみに攻め入られ、今に制限を生み出し、奪われるだけの動機が濁流に飲み込まれ、与えられた連帯感に束縛され、拘束されないためにもがく彼女たちや、彼らの災いの波状が、今に成し遂げるためだ、とたび重なる不安に閉ざされた心をこじ開けるための豊かさに感激しながら、萎びた記憶を弄る征服欲や複製品などに邪魔されずに、復唱される真実を一掃し、新たなものを迎え入れ、そこにとどまらずに、先々と進む。境目なんて持たない方が良い、と手荷物や、手に持った傘を捨て、もたらされるものは、所詮は何かに汚されたものばかりであるし、物質的な境目に見境なく攻め入る制限を超越し、長じる所以がハートフルに混ざり合い、愛された記憶が次々に刷新され、さらなる愛を含み、あらゆる苦しみを書き換え、確かな愛に包まり眠る。