昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

愚弄

今は、正に忘我、宇宙の教祖の誕生、自堕落な加護にへばりつくサナギ、出来合いの真実にくるまる猫、恋人たちは、絶えず同じビートの中で互いを愛し合い、もつれ合いながら、私たちは、小さな紐で出来ている、と、物理学者のカタルシスにより、空気が凛とする頃、言葉は過去のものになり、ここで反響するものが、答えも持たずに、ただ、ここで躓き、血だらけになりながら、堕落することなく、ことごとくに現れる答えの対価なんかを無視して、世代間に現れた、からかう言葉が、今に疫病なんかをばら撒き、場違いのものが氾濫して、寂れた記憶から生まれる悲しみは、まだまだ先だぜ、と、うながす青年、清廉潔白な夢に添い寝して、殲滅されたセンテンスや、君の激務や、泡沫の自由、複製される真実が加速して、意思に枷を嵌め、今に制限を加え、くたばるだけの理由や、その場での理由や、様々な物事の行く末、前衛的な悔悟、あらがうほどに現れる幸せなイメージ、祭壇に飾られた虚栄と虚飾、仮死化した身体を運ぶ宇宙船、ドラマチックな最後をむかえるのが、生命の役目であり、あてがわれたものにより、良い気になったりして、支配されることにより、くじけたりいじけたりするのなんて、性に合わないから、お構いなしに切り裂いたり、撃ち抜いたりして、戦い抜いた先に現れたものが、途端に優しくなって、ただ、生きているだけでも、十分であるから、常套句などに騙されずに、ひたすらに、純粋に自らの行いにだけ従う。