人智を超えた辺りから生える手、分裂して行く行き先を腐乱したままで、走る君が、ミキサーにかけられるまでの軌跡、まどろむだけの現在に、定期的な、罪を投げかけたりして、支配されるだけの、意識の分岐点が、ジェラシーを抱えては、堆積する理由や、離反を繰り返したり、血合いを終えた体の軽さに、驚いている魚たち、強風にゆらぐ、洗濯物たち、衝動的な配役を終え、定期的な、映画のような世界を、重複する定理や、その場で服従するだけの、堕落した君たちの戦利品、軽薄なアイロニーを加速させる無秩序な恨みつらみが、雨雲に変わり、止まない雨を降らしている間に、事実が引き裂かれ、嘘に塗れた今朝に慟哭している子供たち、犠牲になった君たちの真理を詰るメディアの畜生どもや、対比されるだけの、忌々しい現実から乖離し、理解なんかを踏み荒らすだけの、生き方しか出来ないような連中による支配から逃げ出し、憎しみばかりを加算させては、誰かや、何かを、崇めたりして、贖うほどに、現れる差異に苦しみ、まとわりつく善悪や、自分のスペースを占領する猫たちの無邪気さや、同じ穴の狢や、自堕落な貨幣や紙幣に縁取られた社会で、演技を続ける彼らは、依然として、消耗品のように扱われ、何かを守るために犠牲にして来た自分を、傍観する事しか出来ないと、嘆き悲しむ間に、沁み入る罪のようなものを打ち砕き、消費的な、彼女たちの日常に、寄り添うほどに、偏りばかりが生まれ、奪われるだけの泡沫に備わるエゴや、偶像の道具として、生きるしか出来ないのかと、語りかける君の口を縫う宇宙的な母や、カタルシスに至らせないと迫る神の卑屈さや、ささやかな幸せすら、今に奪われるだけであると、諦観している暇もないから、芸術に沈み込み、明日すら知らないと、妨げるだけの、独善的で、上っ面だけの、言葉には、騙されずに、自らを貫く辺りに、現れた愛のようなものを、必死に育て上げる。